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「Bill One」、請求書発行機能を単体サービスに。インボイスで需要増

Sansanは、クラウド請求書受領サービス「Bill One」でオプション機能として提供している請求書発行機能を、単体サービスとして提供する。ユーザーはBill Oneの請求書発行機能のみを契約できるようになる。

Bill Oneは、郵送やメールなど様々な方法・形式で届く請求書をオンラインで一括受領、99.9%の精度でデータ化して、社内の全ての請求書をクラウド上で一元管理できるクラウド請求書受領サービス。請求書発行機能については、2023年10月のインボイス制度の導入に伴い、多くの企業で「適格請求書」の発行が必要となることに向けて、単体サービスとして提供する。

インボイス制度を機に紙の請求書から電子請求書への切り替え需要が高まっており、Bill Oneの請求書発行機能をオプション機能としてではなく単体サービスとして活用したいというニーズも多いという。

請求書発行機能は、ユーザーが請求書ファイルと送付先情報をBill One上にアップロードすることで、請求書を電子発行できる。取引先が紙の請求書を希望する場合は、Bill One上で代理郵送の指示を出すことで、紙の請求書を発行できる。

請求書発行機能を利用するメリットとして、印刷・封入等の郵送作業の削減、請求書の確認状況可視化による管理の効率化、インボイス制度を見据えた業務フローの構築の3つを挙げる。

郵送作業については、Bill Oneの請求書発行機能利用により、紙の請求書を発行する際に要していた印刷・封入等の作業時間や費用を削減できるとしている。

管理面では、取引先に請求書が届いているか、取引先が請求書を確認したかをシステム上で確認可能。これまで取引先の請求書の確認状況を知るために必要とされていた直接のコミュニケーションが削減でき、効率的な管理につながる。

インボイス制度対応について、Bill Oneではインボイス制度導入を見据えて順次機能拡充を進めており、適格請求書を作成・発行できる機能の開発にも着手。今後提供予定の機能により、担当者の追加作業の負担なく、インボイス制度への対応が可能となる。