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Google、スマートウォッチのFitbit買収を完了

Googleは14日(米国時間)、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスを手掛ける米Fitbitの買収完了を発表した。買収完了後もFitbitユーザーのプライバシーは、Googleの広告に使われることなく、またAndroidとiOSの両方に対応するサービスを継続する。

Fitbitは2007年に創業し、スマートウォッチやフィットネストラッカーなどのウェアラブルデバイスを展開。100カ国以上で1億2,000万台以上を販売し、2,900万以上のアクティブユーザーを抱えている。

Fitbit Sense

今回の買収はデバイスを中心としたもので、Fitbitの技術や製品の専門知識、健康とウェルネスのイノベーションを、GoogleのAI、ソフトウェア、ハードウェア技術と組み合わせていく。

一方、Fitbitのもつユーザーデータは引き続き保護され、Fitbitユーザーの健康管理とウェルネスのデータが、Googleの広告に使用されることはない。また、GoogleはFitbitユーザーが引き続きサードパーティのサービスに接続することを許可するため、お気に入りの健康管理アプリを、従来と同様にFitbitアカウントに接続できる。

日本の公正取引委員会も、この買収について条件付きで承認。Googleがウェアラブルメーカーに対し、GoogleがAndroid APIの機能を引き続き提供することや、健康関連データの広告利用不可などを求めている。