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NTT、"推しとハイタッチ"できるIOWN活用のVRファンミーティング
2026年4月17日 18:57
NTTとNTTドコモは、複数のVTuberが出演し交流ができるファン参加型ライブ「ConnectVFes」の特別イベントとして、推しとハイタッチできるなど、IOWN APNを活用したVRファンミーティングの共同実験を実施した。
NTTドコモのXRスタジオ(東京都港区台場)と離れた場所にある実験会場(東京都武蔵野市)を、大容量・低遅延のIOWN APN(All-Photonics Connect)で接続し、ファンとのリアルタイムなコールアンドレスポンスを可能とするもの。
NTTが研究開発したセルフハプティクス(Self-Haptics)によるVR触覚コミュニケーション技術と市販VRゴーグルも組み合わせ、VR空間でファンとVTuberがリアルタイムに会話しながら物理的にハイタッチした感覚が得られることを実証。実際にVRゴーグルを装着した参加者が、目の前に存在するバーチャルキャラクターと自然な会話によるコミュニケーションが可能であることを確認した。
拠点間が離れている状況でも、映像・音声品質の劣化や通信に起因する遅延変動なく、遠隔地への映像・音声伝送が可能であることも実証。ライブ会場内に仮設スタジオを設置する現地開催と比較して、運営コストを約20%削減できる。既存スタジオを活用すれば、従来と同等のオペレーション品質を維持したままコンテンツ提供が可能。
"自分の手"なのにVRキャラとハイタッチ
「バーチャルキャラクターとリアルタイムにインタラクティブな交流がしたい」というファンのニーズに応えるため、VR空間においてバーチャルキャラクターとハイタッチした実感が得られる疑似的なふれあいコミュニケーションを実現。
自分自身の身体を使って触覚や力覚を代替するNTTのセルフハプティクス技術をVR空間でのふれあいコミュニケーションに応用した。描画位置を実空間の位置とずらした視覚効果を使い、実際には自分の手に触れていながら、あたかもバーチャルキャラクターと物理的にハイタッチしているかのような感覚を得ることができる。実際の流れは下記の通り。
- 実空間の位置情報に基づき、仮想空間にバーチャルキャラクターとファンのアバターを描画
- 仮想空間で会話していると、徐々にファンのアバターの左手が外側にずれて描画
- バーチャルキャラクターの左手がファンの左手とシンクロ
- 実空間でファンが両手を重ねると、仮想空間でバーチャルキャラクターとハイタッチ可能
実験参加者(計39名)を対象に実施したアンケートの結果では「ハイタッチをした感覚」や「バーチャルキャラクターとの一体感」などの項目において高評価を獲得。ファンミーティング体験の満足度についても「やや満足」以上と回答し、「また参加したい」との意向を示した。
今後はスタジオや会場において、IOWNをはじめとする最新技術を活用したXRビジネスを展開。VTuberが演じるバーチャルキャラクターとファンがリアルタイムにインタラクティブな交流を行なえるサービスを提供していく。






