神戸市営地下鉄、全駅がクレカのタッチ決済乗車可能に

神戸市交通局は、2024年4月から神戸市営地下鉄の全駅でタッチ決済対応のクレジットカードによる鉄道乗車が可能になると発表した。神戸市交通局と三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、ジェーシービー、東芝インフラシステムズ、QUADRACによる取り組み。

神戸市交通局は、三井住友カードが提供する「stera transit」を活用することで、今後開催される「世界パラ陸上競技選手権大会」「大阪・関西万博」や神戸空港の国際化などによる、国内外の来街者の増加を見越した環境整備を行なう。タッチ決済の導入により、現金の両替や乗車券の購入、ICカードが不要になり、外国人観光客をはじめ国内観光客も快適に乗車できるとしている。

タッチ決済対応のクレジットカード

神戸市営地下鉄の全駅でタッチ決済対応のクレジットカードによる鉄道乗車が可能になる

サービス開始は2024年4月を予定し、具体的な開始時期は改めて案内される。専用リーダーにカードをタッチして改札を通過し乗車する。タッチ決済対応のクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードが対応。タッチ決済対応カードが設定されたスマートフォンでも利用できる。

対応ブランドはVisa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯。Mastercardは今後対応される予定。

タッチ決済の履歴はQUADRACのWebサイト「Q-move」にアクセスし、「マイページ」の会員登録手続きが完了すると確認可能。

タッチ決済の履歴はQUADRACのWebサイト「Q-move」で確認できる

神戸市交通局は、将来的にはタッチ決済対応のカードを活用して、沿線地域の施設や買い物とのサービス連携も検討していく。