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男性にオススメの日傘をロフトで聞いた。ユニセックスデザイン増加中

取材をした渋谷ロフト(東京都渋谷区宇田川町21-1)

「日傘は女性が使う物」という常識は今や昔の話。男性にも使いやすいデザインの日傘が増え、男性向け傘売り場には当たり前のように日傘も置いてある。そこで今回、男性でも人目をはばからずに使えるユニセックスデザインの日傘を、渋谷ロフトで取材した。

今回案内してくれた渋谷ロフト チーフ 西川修司さん

西川さんによると、人気が高いのは晴雨兼用の折り畳みタイプ。男性は雨傘と区別が付かないようなシンプルなデザインで、かつ機能性重視で選ぶ人が多いそうだ。女性の場合は長傘タイプも売れており、またファッションアイテムとしてデザイン重視で選ぶ人も多いとのことで、そこは男性と女性で傾向がはっきりと分かれるという。

ユニセックス晴雨兼用傘コーナー

また男性で日傘を購入する年代としては、30代半ばから50代が多いとのこと。これは、子供を連れて出かける時に使用する人も多いため、小さい子供がいる年代の層に売れているのだと教えてくれた。

UVカット仕様の傘は日傘として使えるのか?

商品の紹介に入る前に、まずは日傘の基礎知識から。

日傘と雨傘では何が違うのかというと、日傘には遮光性、遮熱性があるという点。最近ではUVカット仕様の雨傘もあるが、これは紫外線をカットしてくれるだけで熱はカットしてくれない。従って美白男子は目指せるが、猛暑対策の面では効果は薄い。

ということで、猛暑対策、熱中症対策にも効果がある傘を探している来店客には、ロフトでも日傘をオススメしているという。なお、日傘には遮光性について「遮光率」が記されているが、ほとんどの商品が90%を超えている。

遮光性と遮熱性がある傘のタグ(左)とUVカットのみの傘のタグ(右)

人気が高いスタンダードタイプ

前述の通り、人気が高いのはシンプルなデザインで、見た目も用途も、通常の折り畳み傘のように使える商品とのことで、紹介してくれたのはワールドパーティー(Wpc.)の「ベーシック晴雨兼用折りたたみ傘(遮光ミニマム ベーシック パラソル ユニセックス)」。価格は2,500円。

ベーシック晴雨兼用折りたたみ傘 ネイビー

親骨の長さは55cm。カラーバリエーションはブラック、ネイビー、グリーン。紫外線(UV)遮蔽率、遮光率はともに99.9%以上、遮熱効果あり。

渋谷ロフトでは、男性でも使いやすい色合いで、チェックやストライプなどのシンプルな柄が入ったタイプも用意。一例として出してくれたのが、a.s.s.aの「FM-169」だ。価格は2,300円。

FM-169

親骨の長さは55cm。紫外線(UV)遮蔽率、遮光率はともに99%以上、遮熱効果あり。

少しひねって超ミニタイプやコンバースロゴ入り傘

スポーツ観戦などでの利用目的の人は、サコッシュに入る小さいタイプの傘を購入していくケースも多いとのこと。それがWpc.の「遮光切り継ぎタイニー」。価格は2,400円。

遮光切り継ぎタイニー

この傘の特徴は、何と言ってもiPhone 7と並べてみれば一目瞭然の小ささ。重さは180gと、普通の日傘と比べると軽い。

iPhone 7よりも少し全長が長い程度

親骨の長さは47cmとやや小さめ。渋谷ロフトで取り扱うカラーバリエーションはブラック、ネイビー、グリーン。紫外線(UV)遮蔽率、遮光率はともに99.9%以上、遮熱効果あり。

カジュアルユースで人気の商品が、コンバースの「晴雨兼用 折りたたみ傘」。価格は3,500円。これまで紹介してきた傘に比べると、若い層の購入者が多いという。ベースカラーはブラックとホワイト。

特徴の1つは、ベルトに入ったコンバースの文字。そして傘にもワンポイントロゴプリントが施されている点だ。

コンバース 晴雨兼用 折りたたみ傘

傘のデザインは一見無地のシンプルなもの。しかし端っこにさりげなく、コンバースのハイカットシューズがプリントされている。このほかプリントバリエーションには「★CONVERSE」や「ALL★STAR」のロゴがあり、いずれも袋のプリントと同じものが傘に入っている。

親骨の長さは58cm。紫外線(UV)遮蔽率、遮光率はともに99.9%以上、遮熱効果あり。

万能な晴雨兼用日傘に対して機能性に富む雨傘。用途に合わせて選びたい

さて、西川さんは普段来店客の相談に乗るときには、日傘として使うことをメインに考えるか、あるいは雨傘メインかによって、商品を案内しているという。

もちろん遮光性や遮熱性に優れた晴雨兼用傘は万能だ。対して雨をメインに考えられた折り畳み傘には、より機能性や軽量性に優れた商品がある。雨傘メインで考えるのであればそちらを選んだ方が良いケースもあるのだ。

その機能性とは、例えば「開閉ともにワンタッチでできる傘」、「風速31mに耐えられる風に強い傘」、「テフロン加工の撥水性に優れた傘」、「重さ69gの超軽量傘」など。

また、日傘は生地などの特性上、重量は雨傘に比べて軽量化しづらいというデメリットもある。

取材では雨傘についてもお話を聞くことができたので、次回、雨メインの個性的で機能性に優れた折り畳み傘をお届けする。

機能性を高めた結果こんな形に(詳しくは次回)

取材協力:渋谷ロフト
住所:東京都渋谷区宇田川町21-1