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新幹線とJALが国際貨物で連携「JAL de はこビュン」

JR東日本と日本航空(JAL)は、新幹線の列車荷物輸送サービス「はこビュン」と国際線航空貨物輸送を組み合わせた新しい輸送サービス「JAL de はこビュン」を発表した。2026年1月13日から販売を開始する。

「JAL de はこビュン」は、JR東日本の「はこビュン」とJALの国際線航空貨物輸送を連携させて実現する、地域から海外へのワンストップ輸送サービス。新幹線と航空機のスピードに加え、輸送と通関手続きもワンストップで行なえ、ほかの輸送手段と比べて迅速に荷物を配送できる。

輸送時間は、仙台→シンガポールが一般的な24時間超から約19時間に、長野→マレーシアが40時間超から約34時間に、新潟→香港が30時間超から約18時間に、それぞれ短縮できるという。

両社は10月に仙台からシンガポールに梨を輸送するトライアルを実施しており、これが正式サービスになった形。輸送ネットワークは今後も拡大していく方針。

「はこビュン」サービスの展開駅は、新函館北斗、新青森、盛岡、秋田、仙台、新潟、長野、敦賀など。経由空港は東京国際空港(羽田)、成田国際空港。輸出先空港はシンガポール・チャンギ国際空港、クアラルンプール国際空港、香港国際空港、台湾桃園国際空港、台北松山空港。輸送品目は生鮮品(鮮魚、青果、花きなど)、機械部品など。

商品化第1弾として、福井から台湾まで「越前がに」をはじめとした水産品を輸送する。特産品を新鮮な状態で輸送し、台湾のホテル「ホテルメトロポリタン プレミア 台北」にて、福井県庁と連携して福井県の食のPRを実施する。

福井の水産品