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熱中症対策に「日傘」の活用を。環境省が呼びかけ

環境省は、熱中症対策として、夏の熱ストレスを低減できる「日傘」の活用を促進する。21日に発表し、関連業界と連携して熱中症対策に取り組む。

初夏から夏季にかけて熱中症発症者数の増加が見込まれるが、暑さ対策と熱中症対策として、日傘の活用を呼び掛ける。

日傘の効果を表現した普及啓発用POP

環境省らが開催した「日傘無料貸出イベント」における測定では、日向に比べ、日傘には1~3度程度のWBGT(暑さ指数)低減効果があったという。例えば、千葉市動物公園では日傘をさした場合、WBGT測定値が3度下がり、熱中症警戒レベルが1段階下がることがわかった。

また、人工気象室(気温30度、湿度50%、日射量1.2kW/m2、風速0.5m/s)で、15分間の歩行運動を2回、男性6名により帽子のみをかぶった場合と日射を99%以上カットする日傘を使った場合との比較では、汗の量が約17%減るなど、人の熱ストレスの低減効果も確認されている。

こうしたことから、熱中症対策に向けて、日傘の活用を推進。日本百貨店協会、日本洋傘振興協議会等と連携し、熱中症対策の促進に向けた呼びかけを実施する。具体的には、日傘の効果を分かりやすく表現した普及啓発用POPを作成。さらに、5月下旬から、全国の百貨店等において、日傘による暑さ対策を呼びかける。