いつモノコト

お風呂の鏡のウロコを電動ドリルで落としてみた

お風呂の鏡に付きがちなウロコ状の痕跡を電動ドリルを使って落とすディスクがあると知り、買って使ってみました。イチグチの「BSスカットディスクセット お風呂の鏡用」で、Amazonで1,600円でした。ディスクは2枚入っています。

使い方は簡単で、フェルトのディスクをホルダーに取り付け、六角軸(6.35mm)を電動ドリルに装着するだけです。ディスクに研磨材は含まれておらず、市販の歯磨き粉を塗布して使うことで(歯磨き粉に含まれる研磨剤で)研磨します。注意点は、鏡を事前に濡らしたり作業後に水で流したりする際に、電動ドリルに水がかからないようにすることです。また、特殊コーティングが施された鏡には使えません。

ホルダーパットと六角軸、フェルトのディスク2枚のセットです
パッケージ裏面の使い方など
電動ドリルに装着

筆者宅のお風呂の鏡は幅が1.2m以上あり、手でゴシゴシと作業するのはかなり億劫に感じていました。そのため長期間ほったらかしにする結果になり、ウロコ痕はかなりのレベルにまで進行していました。このスカットディスクを使えば、労せず一気にウロコを落とせるのでは? と思ったわけですね。

実際に使ってみると、電動ドリルをウィーンと押し付けるだけなので、広い面積の鏡でもさほど時間をかけずに作業を終わらせられました。ドリルを押し付けるのでそれなりに力を使いますが、ウロコ落とし専用スポンジなどで延々と擦る作業に比べれば、はるかに負担は少ないという印象です。作業が終わった後は、シャワーで流す程度では擦り付けた歯磨き粉がうっすらと残ったので、水拭きなどで綺麗にするのがいいと思います。

歯磨き粉を塗布し、歯磨き粉の研磨剤を使って研磨します。これはちょっと付け過ぎで、半分ぐらいでOKです
電動ドリルで研磨していきます。乾いた感じになってきたら歯磨き粉を塗布し直します

ちゃんとウロコ痕は落ちるのか? という肝心の部分ですが、筆者宅では「9割ぐらいは簡単に落ちた」という結果になりました。1割ぐらいが小さくポツポツとした痕として残りましたが、これはかなり強固で、スカットディスクで研磨をやり直しても落ちませんでした。思うに、もっと早い段階で(定期的に)磨いていれば、ここまで固着した痕にはならなかったのではないかと思います。製品の性能が足りないというより、ウチの状況が悪すぎた、と考えるのが自然そうです。

作業途中、右半分が研磨済みです。ここは(こんな見た目ですが)強固なウロコ痕が少ないエリアで、一度の研磨でほぼ落ちました

ウロコ痕が少し残っているとはいえ、以前と比べれば雲泥の差です。最近常々、「お風呂の鏡、湯気で常に曇っていて意味ないよな」と思っていたのですが、ウロコ痕がないと水気が表面に留まりづらく「そんなすぐには曇らないじゃん」と気づきました(笑)。メガネを外してお風呂に入るため、そもそも視界はボケているのですが……それでも鏡の視界はクリアになって、とてもスッキリしました。年末の大掃除アイテムとしてもオススメではないでしょうか。

ウロコ痕の完全除去には至りませんでしたが、遠目にはほとんど視認できないレベルで、かなりスッキリしました
太田 亮三