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スカパーJSATら6社、防衛省衛星コンステレーション運営へ

スカパーJSATなど6社は、防衛省の公告「衛星コンステレーションの整備・運営等事業」を12月24日に落札した。

同事業は、スタンド・オフ防衛能力(脅威圏外の離れた位置から目標を対処することで、外部からの攻撃を効果的に阻止する能力)の実効性確保に必要な画像情報の安定的な取得を目的として、民間企業が運営する衛星コンステレーションの構築を目指すPFI事業(民間資金等活用事業)。参加するのは、スカパーJSAT、三菱電機、三井物産、Synspective、QPS研究所、アクセルスペース、三井物産エアロスペースの6社。

現在の商用衛星による画像提供では、必ずしも防衛省が必要とするタイミングでの画像取得ができない可能性がる。そのため、防衛省が画像取得の優先権を持ち、必要とするタイミングで画像取得を行なえる構成の衛星コンステレーションを整備及び運用することで、安定的な画像取得の実現を目指す。

スカパーJSATは、三菱電機、三井物産との3社で、2026年1月に防衛省と基本協定書を締結し、その後、落札者に要求される特別目的会社を設立。同年2月に当該事業会社と防衛省との間で事業契約を締結する予定。事業内容は、画像データの取得に関する業務、専用地上施設等の運用業務など。