ニュース

KDDI×ローソン、未来型オフィスコンビニを大阪に展開

ローソンKDDI大阪第2ビル店

KDDIとローソンは12月16日、KDDI大阪第2ビルの社員専用フロアに「ローソンKDDI大阪第2ビル店」をオープンした。東京・高輪のKDDI本社内で運営している「ローソン S KDDI高輪本社店」と同様の、オフィス環境に特化した「Real×Tech LAWSON」の実験店舗。

店舗と連携した専用アプリ「オフィスローソンアプリ」のスマホレジ機能で決済まで完了する点が特徴で、レジに並ぶ必要がなく、朝・昼の混雑する時間帯を含めて、全時間帯で店舗滞在時間の平均が2.5分と、短い時間で買い物が可能。

これにより、オフィスワーカーの生産性の向上などを図る。また、アプリ内にすべての決済データが集約され、購買履歴などをもとにパーソナライズされた商品のレコメンドなどを行なう。

オフィスローソンアプリ

ほかにも、リモート接客ブースの設置、飲料陳列ロボなどロボティクスの活用、デジタルサイネージによる販促強化といった「Real×Tech LAWSON」の取り組みを導入する。

7月にオープンした高輪本社店では、業務中の買い物時間の削減につながったという声が多数上がる一方で、「繰り返し使うオフィス内の店舗だからこそ、社員割引やポイント還元などがあるとモチベーションがあがる」といった声が寄せられているという。こうした声を受け、タイムセールなどの情報をスマートフォンへのプッシュ通知で配信する施策や、食事を補助する社員向けクーポンの配布などの取り組みも開始している。

「ローソンKDDI大阪第2ビル店」は、高輪本社以外のKDDI事業所への拡大の第1弾と位置づける。今後も新宿など複数の事業所に順次拡大予定。

KDDIとローソンは、本店舗での取り組みを通し、オフィス環境に特化したコンビニエンスストアの構築を目指す。今後も利用者の声をもとに、使いやすさと利便性を追求、先端の技術を積極的に取り入れて検証しながら、他企業のオフィスなどへの展開も目指していく。