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ファミマ、店員が温める「冷凍弁当」北陸で販売開始 弁当配送は減便
2025年9月10日 12:48
ファミリーマートは、おむすびや弁当などを配送する「定温便」を1日3便体制から2便体制へ変更する。対象エリアは北陸地区(富山県・石川県・福井県)で、実施は9月16日納品分から。
物流配送における効率化や環境問題への対応、店舗運営の最適化を目的とした取り組み。1日2便になることで、店舗への納品時間帯を変更し、配送コースの効率化を図る。これにより、走行距離は年間で約150万km減、CO2排出量は約3割削減を見込む。
定温便の配送品目はおむすび、寿司、弁当、パン、惣菜、デザートなど約800品目。これまで北陸地区の米飯工場では、2つの工場がそれぞれ約70品目のおむすび、弁当などを製造していたが、今後は工場ごとに製造する品目を分担し、生産効率を向上させる。加盟店へのサポートには、店舗毎の販売ピークや新しい納品時間に応じた最適な発注を支援するため、専用の発注支援ツールや発注バランスの習熟を支援するフォロー策を実施する。
なおローソンでは3月に、チルド・定温商品の配送を1日2回に削減している。
あわせて、店舗で長期保存できる冷凍弁当も同エリア約550店舗で販売を開始する。製造工場で作りたてを急速冷凍したもので、注文を受けてから温めて提供するため、できたてのような美味しさを楽しめるとする。
ラインナップは3種類。「こだわりデミグラスソースのデミオムライス」が498円、「トマトの旨味あふれるナポリタン&海老ピラフ風」が598円、「旨味たっぷり炒飯&唐揚げ」が550円で提供される。
冷凍弁当を販売することで、販売機会ロスの削減による販売増のほか、食品ロス削減にもつなげていく。



