ニュース
ローソンに炒めロボ できたて提供
2025年7月18日 08:00
ローソンは、新たな出来たてメニューの提供と省人・省力化に向けた取り組みとして、炒める機能に特化した調理ロボを7月22日から「グリーンローソン」に導入する。
炒める機能に特化した調理ロボが、東京・豊島区の「グリーンローソン」(ローソン北大塚一丁目店)に導入される。同店は実験的な取組みを多数導入する店舗。調理ロボは、「Real×Tech LAWSON」1号店としてオープンしたローソン高輪ゲートウェイシティ店の、からあげクン用揚げ調理ロボに続く第2弾となる。
調理ロボを活用して提供する商品は、炒めメニューの「炒飯」と「野菜炒め」を基本に、トッピングのバリエーションで全14品をラインナップする。価格は538円~862円。
今回導入される調理ロボ「I-Robo 2」は、TechMagicが熟練職人の鍋さばきを半年間研究し開発したという飲食店用の調理ロボット。強い火力が求められる「炒飯」や「野菜炒め」などの炒めるメニューを、誰でも簡単な操作で、安定した品質の商品として提供できる。調理にかかる時間は約1分半~2分半。
店舗では、店内の専用端末で注文を受付けた後、店内の厨房で調理し、出来たての状態で提供する。調理ロボは、付属のタッチパネルに材料や調味料の投入タイミングを表示、調理スタッフが表示内容に沿って鍋部分に投入するだけで、自動的に炒める・混ぜる、の動作が行なわれる。調理終了後には鍋部分が自動洗浄され、連続した調理も可能。
ローソンは、店内厨房で調理する「まちかど厨房」を、全店舗の約7割にあたる9,600店舗に導入済みで、2021年にはデリバリー専用に開発した商品を店内厨房で調理して届ける宅配サービス「ゴーストレストラン」を開始、約700店舗に導入している。
これまで店内厨房での調理は、油調(揚げ物)と電子レンジによる調理に限られていたが、今回の調理ロボの導入で「炒める」にも対応、メニューの幅を広げ、日販の向上や店舗オペレーションの削減につなげていく。




