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EV2輪の充電待ちをなくす「ガチャコ」 バイク4社とENEOS

ENEOS、ホンダ、カワサキモータース、スズキ、ヤマハ発動機の5社は、電動二輪車の共通仕様バッテリーのシェアリングサービス提供と、シェアリングサービスのためのインフラ整備を目的とした「株式会社Gachaco(ガチャコ)」を4月1日に設立する。

共通仕様の電動二輪用バッテリーをシェアすることで、バッテリー交換ステーションに行けば充電済みのバッテリーと交換できるサービス。これにより充電の待ち時間をなくせるほか、外出先でのバッテリー切れの心配も解決する。

2021年3月にホンダ、カワサキモータース、スズキ、ヤマハ発動機の4社が電動二輪車の交換バッテリー標準化への取り組みを開始していたが、これにENEOSが加わり、シェアリングサービスを展開する。

2022年秋を目途に、電動二輪車の共通仕様に適合したバッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」のシェアリングサービスを東京などの大都市圏から開始。バッテリー交換ステーションである「Honda Mobile Power Pack Exchanger e:」は、駅前や、ENEOSのサービスステーションなどへの設置することを検討する。

将来的には、電動二輪車用だけでなく、商業施設や住宅等に設置する蓄電池などの製品も共通仕様バッテリーの利用促進を目指す。また、シェアリングサービスで消耗したバッテリーは、ENEOSが検討している「BaaSプラットフォーム」を通じ、2次利用・3次利用・リサイクルを行なうことで循環利用する。