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ChatGPTに好みの前提条件を設定できる「カスタム指示」

OpenAIは、ニーズに合わせて前提条件を設定できる「Custom instructions(カスタム指示)」のベータ版を、ChatGPT Plus(月額20ドル)を利用する一部のユーザー向けに公開した。今後、数週間で全てのユーザーが利用可能になる。

カスタム指示を利用すると、ChatGPTが答えを生成する際、あらかじめ考慮すべき設定や要件を追加できる。例えば、教師が授業計画を作成する際、「小学3年生の理科」を教えることを設定しておけば、授業計画を作成する度にこの要件を入力する必要がなくなる。また、応答の仕方についても、「仕事関連の項目については、情報を表形式で提示して、長所と短所を表示する」という設定をすることで、毎回表示方法を入力しなくてもこうした表示で回答が得られる。

この他、開発者ならPython以外の言語でのコード生成を設定しておいたり、大家族の場合は6人家族であることを設定しておけば、毎回そうした前提での回答が得られる。

プラグインとも連携するため、自分が住んでいる都市を設定しておけば、レストランを予約する支援を行なうプラグインを利用した場合、設定した都市が含まれる可能性がある。

なお、この機能は英国およびEUでは利用できない。