ニュース

OpenAI、GPT-4/GPT-3.5をアップデート 関数呼び出しに対応

OpenAIは13日(米国時間)、大規模言語モデル(LLM)のアップデートや関数呼び出しなどの機能強化を行なった。

LLMの「gpt-4」と「gpt-3.5-turbo」がアップデートされ、「gpt-4-0613」と「gpt-3.5-turbo-0613」になった。

新たに対応した「関数呼び出し(function calling)」では、モデルが関数を呼び出すための引数を含むJSONオブジェクトを出力できるようになった。これにより、GPTの機能を外部のツールやAPIから使いやすくする。

例えば、ChatGPT Pluginsなどを呼び出して質問に回答するチャットボットを作成する場合、「Anyaにメールを送って、次の金曜日にコーヒーを飲みたいかどうか確認する」といったクエリを send_email(to: string, body: string) のような関数呼び出しに変換したり、「ボストンの天気はどうですか」を get_current_weather(location: string, unit: 'celsius' | 'fahrenheit') に変換できるようにする。

また、「先月はAcme社の注文はいくつあったか」をSQL_query(query: string)を使用してSQLクエリーに変換するなど、プロンプトへのより正確な指示に基づく情報取得を可能にする。

gpt-3.5-turboのコンテキストの長さを16Kに拡大した「gpt-3.5-turbo-16k」も開始。1回のリクエストで20ページほどのテキストをサポートできるようになる。また、埋め込みモデル(text-embedding-ada-002)で75%のコスト削減を実現するほか、gpt-3.5-turboの入力トークンのコストを25%削減する