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オープン直前「ポケパーク カントー」 元ポケモントレーナーの大人にも刺さる理由
2026年2月4日 11:43
ポケモン初の屋外常設施設「ポケパーク カントー」が、2月5日によみうりランド内でオープンします。600匹を超えるポケモンが生息する世界を歩いて体験できる施設で、「ポケパークエントランス広場」や、街エリア「カヤツリタウン」、森エリア「ポケモンフォレスト」の3エリアから構成されています。
筆者は、物心ついた頃に「ポケットモンスター 銀」を遊び、カントー地方が舞台の作品はほぼ触れてきた世代ですが、近年のタイトルは追い切れておらず、最近はゲームセンターやポケモンセンターでグッズを愛でる程度。「知らないポケモンが増えてきたな......」と、ある種の大人になった自分を少し寂しく感じることもありました。
ですが、そんな元ポケモントレーナーの大人にもポケパーク カントーは強くおすすめしたい施設です。実際に足を運んでみて、子どもの頃の記憶が蘇り、気づけば夢中になっていました。本稿では、特に印象に残った見どころを紹介します。
ポケモンを観察できる森「ポケモンフォレスト」
まず紹介したいのが、全長約500mの森エリア「ポケモンフォレスト」です。複数のゾーンを歩きながら、さまざまなポケモンの生態を間近で観察でき、ポケモントレーナーになった気分で冒険できます。
ポケモンたちは、走り回ったり、バトルしたり、きのみを分け合ったりしています。種ごとの特徴が表現されているだけでなく、個体によって仕草に違いがあり、性格まで想像できるのも面白いところ。ずっと眺めていても飽きません。
写真の通り、エリア全体がフォトスポットと言っていいほど絵になります。もちろん、撮るだけでなく、ただ歩いて空気を味わったり、ベンチでポケモンを眺めたりするのも、心地よい過ごし方だと思います。
パレードやショーもおすすめ!
街エリアのカヤツリタウンでは、パレード「ピカブイバブルカーニバル」が行なわれるほか、「カヤツリジム」内でショー「ピカピカスパークス!」が上演されます。いずれもポケモンたちとパフォーマーが共演し、完成度の高い演目を楽しめるのが魅力です。
パレードは街全体を舞台にした賑やかな演出が見どころで、観る場所を変えてもう一度と、何度も観たくなるはず。ショーは観客も一緒に盛り上がれる参加型の内容で、会場の一体感も含めて楽しめました。初めて訪れるなら、まずはこの2つを押さえておきたいところです。
ゲームの中に入ったようなポケモンセンター体験
カヤツリタウンにある「ポケモンセンター」では、ジョーイさんにポケモンを預け、かいふくマシンで回復させる体験ができます。ゲームのワンシーンを実体験できる、ファンにはたまらないスポットです。
体験では、ポケモンの入ったモンスターボールがトレーに乗った状態で渡されるのですが、これがしっかりとした重さがあり、本格的で良かったです。
フード類も充実
カヤツリタウンはフード類も充実しています。「トレーナーズマーケット」では、ポケモンのモチーフを散りばめたバゲットサンドやおにぎり、ポップコーンなどが並び、散策の合間に食べることができます。
特に「カビゴンのポップコーンボックス」は注目のグッズです。ドリンクのラテアートは複数のデザインが用意されているため、同行者がいるなら別々の絵柄を選んで見比べるのも楽しいでしょう。
また、ポケモンセンターの隣にある「フレンドリィショップ」ではオリジナルドリンクを販売するほか、「おいしいみず」、「サイコソーダ」、「ミックスオレ」など、ゲーム内ではおなじみのドリンクも用意されています。
トレーナーズマーケットではこのほか、グッズ販売やアトラクションなどもあります。たとえば、ポケモンカード型のフォトプロップスを受け取り、カードに合うポケモンをそのプロップス越しに撮影。撮った写真を店舗に見せると、オリジナルステッカーが無料でもらえます。
あの頃の相棒に再会、小ネタも至るところに
ポケパーク カントーの魅力は、メインの見どころだけではありません。園内にはカントー地方を中心としたポケモンがあちこちに登場し、馴染み深いポケモンと遭遇します。
筆者にとってそれは、カヤツリタウンの入口にいたドードリオです。「ファイアレッド」を遊んでいたときは、手持ちにドードリオのみを連れて冒険し、「トライアタック」や「ドリルくちばし」をひたすら使っていました。カントー地方を旅していた人なら、きっとどこかで推しや相棒と再会できるはずです。
また、個人的に特に熱かったのはバトルコートです。ポケパーク カントーでは「子どもの頃にゲームやアニメで見ていた世界が現実になった」と感じる場面が何度もありましたが、ここでの高揚感は別格でした。
このほか、園内には思わずニヤリとする小ネタが散りばめられています。たとえば、トレーナーズマーケットで販売されるピンバッジ入りのモンスターボールは10個買うとプレミアボールがもらえたり、カヤツリジムの座席番号と並ぶポケモンのシルエットは、ポケモン図鑑の番号とリンクしていたりします。
また、ある場所には「かいりき」で押せそうな岩があるなど、まだまだ沢山ありそうですが、それはぜひ現地で探してみてください。
なお、ポケパーク カントーの所在地は、よみうりランド(東京都稲城市矢野口4015-1)内で、最寄り駅は京王線「京王よみうりランド駅」。駅からはゴンドラ「スカイシャトル」も利用でき、よみうりランドの入園ゲートから徒歩でポケパーク カントーに向かう流れです。
ポケパーク カントーは「いつでもポケモンに会える場所」今後に期待
報道関係者向け内覧会では囲み取材も行なわれ、ポケパーク・カントー ゼネラルマネージャーの大野達也氏が登壇しました。
ポケパーク カントーの企画は、コロナ禍で人が集まる機会やポケモンのリアルイベントが減少したことを背景にスタート。「常にみんなで集まり、人とポケモンが一緒に楽しめるような空間がほしい」という考えのもと「いつでもポケモンに会える場所」を目指した取り組みだといいます。
今後の施設拡張や展開については、現時点で具体的に決まっているものはないとのこと。ただし、この場所を真摯に運営していく姿勢は示されました。
また、ポケモンフォレストの入場制限についても言及がありました。同エリアは自然の地形を活かした階段や急な登り坂があり、5歳未満の子どもと同伴者、110段の階段を上れない人などは入場できないことになっています。
大野氏によると、来場者の安全確保を最優先にした判断としたうえで、今後何らかの対応を検討しているとのこと。
実際に歩いてみると、この判断は理解できるものでした。地形を活かした構造は、自然に入り込んだような没入感を生み出していますが、たしかに足元に注意が必要な箇所もあります。もし、完全にバリアフリー寄りの構造にしてしまえば、ポケモンの世界に踏み込む感覚は薄れてしまうかもしれません。そのバランスをとった運営判断だと感じました。
一方で、ひととおり体験して気になったのは、混雑対策です。1日あたりの入場者数の上限は公開されていませんが、座れる場所や観覧エリアの余裕を考えると、来場者数をかなりコントロールしないと十分に楽しめない可能性もありそうです。
屋外常設施設としては初の試みであり、この規模感からスタートしたのだと推察しますが、体験の質や将来的な需要を考えると、規模を拡大しても良さそうだと思いました。
もっとも、再入場可能なチケットを利用すれば、よみうりランド側で休憩できるため、滞在の工夫次第で負担は分散できるかもしれません。内覧会のような限られた人数では見えない部分も多く、実際の運用状況は一般オープン後でないと分からないというのが正直なところです。
一ファンとしては継続的に足を運び、この場所を支えていくことで、将来的な施設拡張や他地域への展開も期待したいところ。施設拡張の暁には、地下にアジトがありそうなゲームコーナーや、サイクリングロードあたりの設置を期待しています。
なお、直近でチケットを入手できる可能性がある5月入場分の抽選申し込み期間は2月12日まで。今後の展開にも注目しつつ、まずはこのポケモンに会える場所に再び訪れたいと思います。
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