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新小岩駅南口に39階・高さ160mの大型複合施設

完成イメージパース

東京都は、新小岩駅南口における再開発組合の設立を、11月18日に認可。同地の再開発では、39階建て、高さ160mの建築物を含む、2つの街区からなる大型複合施設の開発が進められる。2024年度着工、2029年度竣工予定。

事業名称は「東京都市計画事業 新小岩駅南口地区第一種市街地再開発事業」で、施行地区は東京都葛飾区新小岩一丁目地内。A街区とB街区に区分され、A街区には地上9階・地下1階・高さ約42mおよび地上12階・地下1階・高さ約46m、B街区には地上39階・地下2階・高さ約160mの複合施設が開発される。施設用途は店舗、事務所等で、B街区はこれらに加えて住宅。

位置図
配置図
断面イメージ

市街地再開発事業では、南口駅前広場と一体的なオープンスペースの整備を行なうとともに、帰宅困難者対策として建物屋内外における一時滞在施設や避難・滞留スペースを確保。また浸水対策として、非常用発電機室や防災センターの上階への設置、雨水貯留槽の設置等を行なうことで、地域の防災拠点性の向上を図る。

そのほか、車両交通や歩行者空間の改善に寄与する駅前広場の拡張・再整備や、敷地内外に区画道路や歩行者通路を整備することにより、交通結節機能の強化を行なう。

住宅については、子育て世代や高齢者等、多様な世代の居住に対応した質の高い都市型住宅を導入し、居住推進や賑わいのある良好な景観形成を図る。

地区面積は約1.5ha、延べ面積はA街区が約5,910m2および約1,880m2、B街区が約70,180m2。総事業費は約417億円。