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AIが"仕事"をこなす「Perplexity Computer」
2026年2月26日 12:49
Perplexityは、チャット型の常駐エージェント環境「Perplexity Computer」を発表した。Perplexity Maxユーザー(月額200ドル)が利用できる。
AI機能を単一のシステムに統合し、チャットで与えた指示に基づいてエージェントが複数ステップのタスクを実行できる仕組み。個々のPC操作を指定するのではなく作業単位で任せることができ、調査であればWeb検索やデータ取得、必要に応じたコーディング、成果物の生成までを一連のワークフローとして処理できる。
人間の同僚と同じようにソフトウェアを「使用する」ことでパソコンの操作が可能。推論や検索、構築、記憶、コーディングなどを行なって成果物を提供する。
期待する結果をチャットで説明すると、Perplexity Computerはそれをタスクとサブタスクに分解。実行のためのサブエージェントを作成する。サブエージェントはWeb調査やドキュメント生成、データ処理、接続されたAPIサービスの呼び出しなどが可能。あるエージェントがドキュメントを作成している間に、別のエージェントが必要なデータを収集する。
動作中、ユーザーは他のことに集中したり、数十のPerplexity Computerを並列で稼働させることも可能。
Perplexity Computerが問題に直面した際は、解決のためにサブエージェントを作成。APIキーを見つけたり、補足情報を調査したり、アプリをコーディングしたりするほか、必要に応じてユーザーへの確認も行なう。
全てのタスクは、実際のファイルシステムやブラウザ、ツールにアクセスできる、隔離されたコンピューティング環境で実行される。このためローカルでのセットアップが不要で、誰でもアクセス可能な、AIのための安全なハーネス(基盤)が実現する。
Perplexity Computerは、まずOpus 4.6が全体の判断役として動き、作業内容に応じて最適なAIを選んで使い分ける。ディープリサーチ(サブエージェントの作成)はGemini、画像はNano Banana、動画はVeo 3.1、軽い処理はGrok、長い文章の理解や幅広い検索はGPT 5.2が使用される。
Perplexityは、「コンピューター」という言葉の本質は、複雑な作業を分担し、正確に進める仕組みにあるという。現在のAIモデルはすでに非常に高い能力を持っているが、それらをタスクやツール、時間をまたいで連携させ、実際の作業として進めるための仕組みが不足していた。
Perplexity Computerは、この不足を補い、AIの機能を統合して一連の作業を実行できるようにするシステムで、これにより、個々のAIの能力を超えて、実際の業務として成果物を生み出すことが可能になるとしている。
現在はPerplexity Maxユーザー向けに提供が開始され、今後はEnterprise Maxにも展開予定。
