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コクヨ、ぺんてる株をプラスに売却

ぺんてるは、コクヨが保有するぺんてるの全株式をプラスに売却すると発表。プラスはぺんてる株の76.3%を保有する筆頭株主となり、ぺんてるを子会社化する。また、ぺんてるとコクヨは、海外文具市場における両社の事業拡大を目的とした業務提携契約を締結。ぺんてるとプラスは、両社間の包括的な資本業務提携契約を締結する。

コクヨは、プラスに対して、コクヨが保有するぺんてるの普通株式4,106,649株(発行済み株式総数の45.6%)を譲渡予定。なお、ぺんてるの株主名簿に記載されていたコクヨの保有株式数は普通株式3,370,563株(発行済み株式総数の37.5%)だったが、これまで譲渡承認が実施されていなかった736,086株についても、コクヨより譲渡承認請求があり次第、承認する方針。これによりプラスは、子会社であるジャパンステーショナリーコンソーシアムが保有する株主を含め、6,869,217株(発行済み株式総数の76.3%)を保有することになる。

コクヨとの業務提携については付加価値の高い日本の文具を広めることで海外文具市場における両社の事業拡大を目的とする。プラスとの業務提携については、広範な業務提携を行ない、相互の人材交流等を進めることで、国内外において新たな付加価値の高い製品の開発・製造・販売における協力関係を構築する。

また、株式譲渡後もぺんてるの事業運営の自律性は維持され、社名・意匠・商標・製品名等について変更ははない。

コクヨは2019年にぺんてるに対して敵対的買収を行なっていたが、その後はぺんてるがプラスと資本提携を結んだことから子会社化を断念していた。