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「解約したはず!」に注意。サブスク請求トラブルで国民生活センターが注意喚起

国民生活センターは7日、サブスクリプションサービスの請求トラブルが増えていることから注意喚起を行なった。2021年度以降、全国の消費生活センターで、サブスクに関する相談が毎月500件程度寄せられているという。

動画配信、音楽配信、学習教材、専門家相談、外食など、料金を定期的に支払うことにより、一定期間、商品やサービスを利用できる「サブスク」サービスが増えており、契約をすると、解約しない限り自動的に支払いが継続されるケースが多い。消費生活センターに寄せられる相談では、ネット上での申し込みで、契約内容等を正しく認識しないまま契約し、請求に気づいてトラブルになるケースもみられるという。

事例としては、「メーカーの公式サイトと勘違いして有料質問サイトを利用し、月額料金を請求された」「動画配信サービスの解約を忘れ、利用していないが代金を請求された」「無料体験のためにダイエットトレーニングアプリをダウンロードした後、退会したと思っていたら継続課金になっていた」など。

相談では、「サブスクがどのような契約を正しく理解していない」「契約内容や契約事業者を誤って認識している」「解約したつもりが解約できていなかった」といった例がみられるという。

そのため、「無料体験」「無料トライアル」といった広告から申し込む際には契約条件をよく確認する、申し込む前に事業者名やサービス内容、解約方法などを確認する、毎月のクレジットカード請求を確認するなどの対策を取るようアドバイスしている。