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アシックス、厚底ランニングシューズ「METASPEED」 走法別に2つの設計
2021年3月30日 13:38
アシックスは、ストライド型とピッチ型の2つの走法に応じて設計したトップアスリート向けのランニングシューズ「METASPEED」シリーズを発表した。ストライド型ランナー向け「METASPEED Sky」、ピッチ型ランナー向け「METASPEED Edge」の2種類がラインナップされ、価格はどちらも27,500円。アシックスオンラインストアで3月31日から先行発売し、4月9日からは一部アシックス直営店や全国のスポーツ用品店で発売される。
トップアスリートの走行データの解析などを経て、長距離走における走法において速度を上げる際に、一歩の幅が大きくなるストライド型と、足の回転数を上げるピッチ型の2つに分類できることに着目。「METASPEED」の2製品は、ミッドソールの厚みや形状などがそれぞれの走法に最適化した設計になっており、ランナーが身につけた走り方を維持しながら、パフォーマンスを向上できるとする。
厚底のランニングシューズとして反発力の高さが特徴で、フルマラソンにおいては、ストライド型の「METASPEED Sky」では約1.2%、約350歩少なくゴールできると推定できるという。同様にピッチ型の「METASPEED Edge」では約2.6%、約750歩少なくゴールできると推定している。
フォーム材は軽量で、アシックスの中で最も高い反発性を発揮する「FF BLAST TURBO」をミッドソール全面に採用。跳ね返るような感覚でストライドを伸ばせるという。また、軽量のカーボンプレートをミッドソール内部に搭載し、足の動きを安定させ前方向に推進させるほか、靴底前部のカーブで足首部分の過度な屈曲を抑え、少ないエネルギーで足を運べるようにした。走法別の2種類の設計にあわせて、厚みや靴底前部のカーブの角度はそれぞれ調整されている。
「METASPEED Sky」の重さは男性用(サイズ9)で199g、女性用(サイズ7)で165g。ミッドソールの高さ(かかと/つまさき)は、男性用が33mm/28mm、女性用が31mm/26mm。「METASPEED Edge」の重さは男性用(サイズ9)で188g、女性用(サイズ7)で160g。ミッドソールの高さ(かかと/つまさき)は、男性用が29mm/21mm、女性用が28mm/20mm。