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デルタ航空、アマゾンの衛星通信「Amazon Leo」を28年導入 500機で低遅延Wi-Fi

デルタ航空とAmazonは31日(米国時間)、デルタ航空の航空機に、低軌道衛星を使用したAmazonの衛星通信ネットワーク「Amazon Leo(アマゾンレオ)」を導入すると発表した。2028年に500機から導入し、順次拡大する。

デルタ航空の技術インフラの多くがAmazon Web Services(AWS)で運用されており、Amazon Leoの導入もその一環としてスタート。Amazon Leoを利用した機内Wi-Fiは、デルタ・スカイマイル会員に無料で提供され、高速な機内Wi-Fiを利用可能となる。

各航空機には、ダウンロードが最大1Gbps、アップロードが最大400Mbpsに対応する専用設計のフェーズドアレイアンテナを搭載。このアンテナは、Leo Ultraをベースとし、乗客は地上ネットワークと同等の体験を楽しめるという。映画やテレビ番組のストリーミング、ゲーム、コンテンツのアップロード、友人や家族、同僚との連絡などを機上から利用可能とする。

Amazon Leoは、「Project Kuiper(プロジェクトカイパー)」の名称で進められてきた、Amazonによる低軌道衛星を使用した衛星通信ネットワーク。25年11月にAmazon Leoの名称でサービス展開することを発表し、2026年度中の本格サービス展開が見込まれている。

地球の表面から約600km上空の低軌道に配置された数千基の衛星群によって運用されるため、従来の機内Wi-Fiで使われた静止軌道システムより、衛星が地球に近く、遅延の大幅な低減や通信速度の向上が図れる。