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札幌駅リニューアル コンコース一新・エキナカ商業拡大

エキナカ商業施設

JR北海道は、札幌駅リニューアルの概要を公表した。東西コンコースのデザイン一新、エキナカ商業施設の拡大を計画している。

札幌駅は高架化から35年以上が経過し、設備の老朽化も進んでいることから、2029年度第1四半期頃までを工事期間とした駅全体のリニューアル工事を実施している。「サツエキヒトトキ」をコンセプトに、人との出会い(ヒト)や交流、時間や歴史(トキ)を大切にした憩える空間(ヒトトキ)とするため、駅周辺の商業施設とも繋がりを持たせた駅を目指している。

対象となるのは、東西コンコース、エキナカ商業施設、みどりの窓口等の案内機能、ロッカーやベンチ、サイネージなどの各種設備。

西コンコースは、北海道大学や赤れんが庁舎に続く通路として、北海道の歴史や文化を感じられる空間とする。東コンコースは、新幹線札幌駅や、「エスタ」跡地等で進められている再開発ビルにつながる通路として、これからの未来を感じる空間を目指す。

エキナカ商業施設は、駅設備の配置見直し等により駅南側に新たなスペースを確保し、商業ゾーンを従来の約1.5倍に拡大する。駅や地域の賑わい創出を目指し、北海道の魅力を発信する。

商業施設のコンセプトは「DO 3 STORY(ドウサン ストーリー)」。「北海道[DO]の地で生まれたヒト・モノ・トキの[3]つの物語[STORY]をお客様へつむぐ」という想いが込められている。

施設デザインは、飾り気がなく居心地の良い空間と、親しみやすく優しい温かみのある商業施設を目指す。また、1人からでも気軽に楽しめて、クイックに利用できる業態・店舗を集める。

定番の土産店に加え、地元の人にも利用される北海道の旬やソウルフードを楽しめるスイーツ店、惣菜店、飲食店の出店を計画している。通勤・通学時などにも便利なコンビニやベーカリーも予定している。

場所はJR札幌駅構内の改札内外。商業面積は約2,000m2(拡大前は1,300m2)、店舗数は約30店舗(同18店舗)。開業目標は27年度末。商業施設名は未定。

案内機能は、北海道・札幌市との連携により強化。「みどりの窓口」「JRインフォメーションデスク(外国人デスク)」と「北海道さっぽろ観光案内所」の各窓口を隣接して配置する。

改札外の設備については、ロッカーやベンチ等の配置を見直し、コンコースの混雑緩和を図る。また、デジタルサイネージ等を増設して案内や広告に活用する。そのほか、西改札口の位置を移動し、改札外の柱との距離を確保することで、自動改札機のスムーズな通過と混雑緩和を図る。改札外のトイレは廃止される。

改札内では「待合スペース」を「待合室」に改め、冬でも快適に列車を待てるようにする。待合室のデザインはカマクラをモチーフにしている。改札内の喫煙室数は削減される。

待合室使用開始は26年秋ごろ、窓口配置の見直し、東西連絡通路開通は27年度末、コンコースリニューアル完了は28年度末を予定している。