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PFN、ツール連携を自動化した「PLaMo 2.1 Prime」

Preferred Networks(PFN)は、フルスクラッチ開発した国産大規模言語モデル「PLaMo」の商用版フラッグシップモデル「PLaMo Prime」において、自動ツール連携機能を実装した「PLaMo 2.1 Prime」をリリースした。PLaMoがユーザーの指示に基づき適切なツールを自動で選択し、社内外の複数のデータベースの参照や外部AIエージェントとの高度な連携が可能になる。

自動ツール連携では、ユーザーの指示に基づき、最適なツール(Web検索、社内データベース検索、外部API呼び出し、AIエージェントなど)を自動で選択し、組み合わせ、取得した情報から包括的な回答を生成する。

例えば、マルチAIエージェントが顧客管理AIエージェントに顧客情報と購入履歴、在庫管理AIエージェントに在庫状況をそれぞれ問い合わせ、それらの情報をまとめて回答を生成可能。

社内システムからキャンペーンに興味が持ちそうなユーザーを抽出し、案内メールを生成、リストに対して自動で送信するなどのフローも自動化できる。

これまでのPLaMoでも特定ツールの呼び出しを指示すれば外部システムと連携可能だったが、今回のアップデートにより、ユーザーが指示した条件にあった適切なツールの呼び出しが可能になり、ツール呼び出し性能のベンチマーク(BFCL V3)でも高評価を得ている。