ニュース
SBI HDとアンソロピック、金融AIエージェント共同開発などで協力
2026年6月2日 17:35
SBIホールディングスは、米Anthropic(アンソロピック)との間で、生成AIプラットフォーム「Claude」を活用した全社的なAIトランスフォーメーション(AX)を推進することに合意した。
AnthropicからSBIグループ各社に対し、最新モデル・機能を搭載したセキュリティ機能や生成AIへの優先的なアクセス、製品ロードマップの早期共有、エンジニアトレーニングの個別支援などが提供される。また、日本の金融規制に準拠することを前提に、堅牢なサイバーセキュリティや業務要件に適合したAIエージェントの共同開発を推進する。
加えて、SBIグループの金融データとAnthropicの持つ技術を組み合わせた、新しい顧客向けの金融AIエージェントの共同開発も予定。実装にあたっては、SBI HDの持分法適用会社であるRidge-iを中核に、SBIグループ横断でのエンジニアリング体制を構築して、開発・運用を進める。
Claude導入の想定ユースケースは、システム開発プロセスにおけるAIの活用、MCPに対応した顧客向けAIエージェントサービスの提供、問い合わせ対応、データ分析、UI/UX改善、需要予測など。また、法人営業・リレーションシップマネジメントのためのAI・データ活用なども含む。
最新のモデル提供のほか、Ridge-iとSBI証券が開発中の生成AIチャットサービスを対象とし、「Claude Security」の導入に向けて、日本の金融機関として初めて共同検証を実施する。
AIエージェントの共同実験では、Claudeから日本の金融市場・金融商品の情報や決済基盤にアクセスするための共同実験を実施。実験により、SBIグループはClaudeを通じた日本の金融市場へのアクセス基盤を構築し、SBIグループが目指すグローバル金融コンシェルジュサービスをいち早く実現するという。
また、SBIグループが開発する、銀行・証券・保険・資産運用・暗号資産・メディアを横断したプラットフォームに、Claudeを生成AIエンジンとして搭載。パーソナライズされた金融AIエージェントが、資産運用アドバイス、家計分析、保険提案などのサービスを提供する。

