ニュース

アドビ、Illustratorにアイデアをベクター化する新機能

アドビは2日、「Adobe Illustrator」の新機能「コンセプトからベクター生成」の一般提供を開始した。手描きラフや画像をもとにベクターアートを生成できる機能で、まだ形になっていないアイデアをIllustrator上で編集可能なベクター表現に素早く展開できる。

「コンセプトからベクター生成」は、手描きのキャラクターラフ、ロゴの方向性メモ、アイコンの構図案、参考写真、イメージ素材などをIllustratorに配置し、プロンプトを組み合わせることで、意図に沿ったベクター表現を作成できる。

単なる画像変換ではなく「もっとポップに」「フラットデザイン風に」「ミニマルなアイコン調に」といった方向性も指定可能。制作意図に応じて生成結果を調整できる。

サンプルプリセットも用意し、ラインアート、描画、幾何学、テクスチャなどのスタイルを選択できる。ゼロからプロンプトを考えなくても、方向性を試しながら生成できる点も特徴とする。

サンプルプリセットも用意し、さまざまなベクター表現を可能とする

出力形式は用途に応じて選択でき、ベクターアートのほか、ラスター画像も生成できる。生成に使用するAIモデルは複数のパートナーモデルから選択でき、求める表現やワークフローに応じて使い分けられる。

ラスター画像の生成も可能

Illustratorには従来、既存画像の形状や色を解析してベクター化する「画像トレース」機能がある。元画像の特徴を活かしながらベクター化する同機能に対し、「コンセプトからベクター生成」は、ラフや参考画像を起点にプロンプトや生成AIによって新たなベクター表現を生成するので、表現の方向性を検討する用途に適している。

「参照画像を適用」スライダーで、元画像の反映度合いを調整できる