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ソースネクスト、文字起こしAI「オートメモ」Webアプリ

ソースネクストは、文字起こしAI「AutoMemo(オートメモ)」の新Webアプリ「AutoMemo Home」について、6月にβ版公開、夏に本公開する予定を発表した。

オートメモシリーズは、ソースネクストが提供する、録音した音声を文字起こしして編集・共有までできる文字起こしAI。OpenAIの音声認識エンジン「Whisper」を一部で採用するなど最適なエンジンを実装することで、高い文字起こし精度を実現しているという。

同じアカウントで利用している他のオートメモ製品とオートメモHomeは自動で連携し、転送の手間なく録音したデータをWebで管理可能。文字起こし完了後すぐにテキストの編集に取りかかれるほか、間違って認識しているところや、誤字や脱字などの修正ができる。

Web上ですべての作業を完結できるため、議事録や記事の作成・編集など、録音データから長文を作る時に特に活躍するとしている。

また、話者を自動で認識して、文字起こし結果を話者ごとのブロックに分割可能。録音音声を聞かなくても誰が話していたのかがわかるため、テキストだけで内容を理解できるというメリットがある。1つのブロックの名前を変更すると、同じ人物と認識したブロックにも変更が反映される。なお、自動識別された話者は、オートメモ Homeでのみ確認可能。

そのほか、共有用URLの発行が可能。URLを共有された人であればオートメモを使っていない人も含めて誰でも閲覧できる。共有URLを開くと、オートメモHomeと同じ画面で音声の再生とテキストデータの確認が可能。これまでも共有機能はあったが、音声データをテキストが連携した状態で共有できるようにして利便性を向上した。

ソースネクストでは、録音した音声を自動で文字おこしするAIボイスレコーダー「オートメモ S」(19,800円)などを展開している。オートメモ Sは録音ボタンを押して録音開始、テキストは端末本体だけでなく専用のアプリからも確認できる。文字起こしは毎月1時間まで無料で、文字起こしサービスへの登録(月額プラン:980円/月、年額プラン:9,900円/年)で毎月30時間まで文字起こしが可能になる。

オートメモ S

オートメモHomeについて、Makuakeで先行して利用できるセットの販売を開始している。セットの内容は、Home+専用端末セット(オートメモHomeβ版+オートメモ S+100時間チャージ)、Home単体利用(オートメモHomeβ版+100時間チャージ)の2種類。価格は、端末セットが21,970円から28,730円、単体利用が9,800円。オートメモアカウントをすでに持っている場合は、現在利用中のアカウントでオートメモHomeを利用できる。