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"非接触"で心拍数チェック「POM」 ミリ波レーダーで見守り

ソースネクストと米国Tellus You Careは、自動運転のレーダー技術を活用し、睡眠習慣や心拍数を測定する非接触モニタリング「POM」(ポム)の国内販売で協業する。8月7日~9月30日までの55日間、応援購入サービスサイト「Makuake」で販売。その後は、ソースネクストの自社オンラインショップなどで販売する。本体価格は39,800円、アプリ利用料は月額1,980円。対応OSはiOS13以降。Android版は2024年以降にリリース予定。

自動運転に応用されるレーダー技術により、非接触で睡眠習慣や心拍数をモニタリングできるデバイス。映像で監視するカメラや、装着や充電の必要があるスマートウォッチなどと異なり、高齢者の“今までの生活”を変えることなく、高齢者自身や家族に安心を提供する。製品名は、安心を意味する英単語の「Peace Of Mind」の頭文字から名付けられた。

“ミリ波レーダー”は、対象物の位置、動きの速度や方向を高精度に感知できる技術。導入費用が高価だったことから家庭利用には普及していなかったが、自動運転やドローン産業で汎用的に使われるようになり価格が下がったため、「POM」の開発に繋がったという。家庭用の高齢者見守りサービスとしては、日本で初めてミリ波レーダーを応用した製品になる。

なお、Tellus You Careは、日本国内における「高齢者介護のための非接触活動検出ネットワークによるバイタルサイン」の特許を取得している。

利用方法は、「POM」を見守りたい人の寝室の壁に設置することで、心睡眠習慣や心拍数、呼吸数などを高精度に計測できる。寝室に設置された「POM」の端末は、専用アプリを通して、「今までの生活」と変わりなく過ごしていることを遠隔地に住む家族等に通知できる。

本体サイズは96×96×42mm、重量は200g。本体価格には6カ月分のアプリ利用料が含まれる。

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