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アクエリアスやジョージアに「プラズマ乳酸菌」の免疫ケアシリーズ

日本コカ・コーラは、「アクエリアス」や「ジョージア」など4つのブランドで、キリンのプラズマ乳酸菌を配合した免疫ケアシリーズを発売する。3月6日から北海道、北陸、長野エリアで発売。今後は全国展開も検討する。

アクエリアス、い・ろ・は・す、ジョージア、ミニッツメイドの4ブランドそれぞれに、新たな製品として「コカ・コーラ社 プラズマ乳酸菌 免疫ケアシリーズ」を追加する。各製品はプラズマ乳酸菌が1,000億個配合された免疫の機能性表示食品で、プラズマ乳酸菌はキリンホールディングスから提供を受ける。

両社の取り組みは2022年9月に発表されており、日本コカ・コーラが競合他社から原料の提供を受けるとあって注目されていた。キリンビバレッジが販売するプラズマ乳酸菌の飲料ラインナップとの“被り”は特に考慮していないとのことで、独自のコンセプトで開発したという。

日本コカ・コーラがキリンホールディングスからプラズマ乳酸菌の原料供給を受けて開発した

コカ・コーラの調査によれば、免疫機能の強化を訴求する商品はコロナ禍で拡大する一方、習慣化することが難しいと感じる人が多いという。特に、同じものをずっと摂り続けることに飽きを感じる、美味しくないと続かない、という声に注目し、同社の中でも人気で、飲むシーンが異なる4ブランドをピックアップ。「おいしくて毎日つづく。」をコンセプトとし、気軽に毎日の生活に取り入れられて習慣化しやすい製品になっているとアピールしている。

新製品を発表した日本コカ・コーラ マーケティング本部 ニュートリション・カテゴリー事業本部長の向江一将氏

プラズマ乳酸菌は、個別の免疫細胞を活性化させる一般的な乳酸菌と異なり、免疫の全体を司る司令塔(プラズマサイトイド樹状細胞、pDC)を直接活性化できる乳酸菌としてキリンが発見・発表したもの。2020年には免疫に関する機能性表示食品として始めて認められ、他社への提供を含めて展開が始まっている。

なお、プラズマ乳酸菌は「比較的重く、飲料に溶けない」(キリンホールディングス ヘルスサイエンス事業部部長 農学博士の藤原大介氏)とのことで、放置すると底に貯まるが、軽く振れば飲料中に拡散する。

キリンホールディングス ヘルスサイエンス事業部部長 農学博士の藤原大介氏

試飲の感想

「アクエリアス プラズマ乳酸菌 免疫ケア」は軽めのヨーグルト味で、甘みもしっかりとあって、一般的にイメージする乳酸菌飲料に最も近いテイスト。運動後などを含めて、シーンを選ばす飲めそう。500mlペットボトルで、181.44円(税別168円)。

「い・ろ・は・す プラズマ乳酸菌 免疫ケア」は、フレーバーウォーターで、それなりにしっかりとしたりんご味が楽しめる清涼飲料水。果汁飲料ほどの飲みごたえがいらなくても、アクセントとして味わいが欲しい時に重宝しそう。540mlペットボトルで、157.68円(税別146円)。

「ジョージア プラズマ乳酸菌 免疫ケア」は、砂糖を使わないカフェラテのコーヒー飲料。クリームの味が自然ですっきりとしていて、軽い飲み心地。ヨーグルト味を連想させるような、いわゆる“乳酸菌飲料の味”はほぼ無いので、シンプルにコーヒー飲料として楽しめる。280mlペットボトルで、160.92円(税別149円)。

「ミニッツメイド プラズマ乳酸菌 免疫ケア」は、25%りんご果汁入り飲料。こちらもジョージアと同じくすっきりとした味わいで、普段どおりのりんごジュースとして楽しめる。280mlペットボトルで、151.2円(税別140円)。