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今冬一番の寒波襲来、東京も連日氷点下の予報

気象庁や日本気象協会、ウェザーニューズは、今週末から日本列島に強い寒気が入り、積雪や気温低下に警戒を呼びかけている。今冬一番の寒気と予測されており、来週の最低気温は東京都心でも連日氷点下になると予測されている。

気象庁 平年より「かなり低い」可能性

気象庁は1月16日、1月22日~30日の間の5日間平均気温が平年と比べて「かなり低い」可能性が高まっている(積雪地域は降雪量が「かなり多い」)として、早期天候情報を発表。対象は沖縄を除く全国で、本州全域で22日以降に気温が低くなると予測している。

気象庁 早期天候情報 気温が平年より「かなり低い」と予測されるエリア(青)
気象庁 早期天候情報 降雪量が平年より「かなり多い」と予測されるエリア(青)

日本気象協会 30日は東京でマイナス6度

日本気象協会は17日発表の2週間天気予報において、特に24日頃は強い寒気が流れ込み、2016年に鹿児島県の名瀬(奄美大島)で115年ぶりの降雪、沖縄県でみぞれを観測した時と同程度の、強い寒気が日本列島に流れ込む可能性があるとしている。

東京の予報は、24日が最低気温1度、最高気温5度としているほか、最低気温は25日にマイナス1度、28日はマイナス4度、30日はマイナス6度など、連日最低気温が氷点下で、最高気温も軒並み3度以下が続き、強く冷え込むと予測している。低気圧の進路予測から、東京の降雪の可能性は26日としている。

ウェザーニュース 23日は東京で積雪の可能性

ウェザーニュースは、週末から来週にかけて寒気が流れ込み、今冬一番の寒波となると予測。厳しい寒さ、積雪に警戒を呼びかけている。同社は23日の天候悪化により、関東でも降雪を予測する。

全国で寒気が強まるのは20日金曜日の夜からで、21日にかけて強い寒気が南下。日本海側の広範囲で雪が降り、北日本においては、低気圧が発達する影響で大雪や吹雪にも警戒を呼びかけている。

23日は、上空に寒気が残っている状態でいわゆる南岸低気圧が近づき、太平洋側の平野部でも雪になる可能性があるとしている。「東海の山沿いや甲信地方、関東北部、東北南部などは大雪になりやすいパターン」という。加えて、低気圧の勢力や進路次第で東京都心など関東南部の平野部でも積雪の可能性があり、最新の情報を確認するよう呼びかけている。

その後もさらに強い寒気が流れ込むと予測されており、特に西日本で厳しい寒さや雪に見舞われるとしている。

同社は10日間予報として1月27日までの天気予報を掲載。東京では24日以降、最低気温が連日氷点下になるなど、全国で厳しい寒さになると予測している。