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Gemini冷蔵庫が面白い サムスンがCESで提案したAIライフパートナー【Watch+】
2026年1月10日 09:00
年始の大規模テクノロジーイベント「CES 2026」が1月9日に閉幕しました。Watchシリーズ各誌でもレポートしていますが、NVIDIAのフィジカルAI関連やCESにあわせたPCメーカーの多くの発表が目を引く一方、かつてのような「家電」の話題はそこまで多くなく、「テクノロジーショー」となったCESとして見どころが多いものになったようです。
現地取材には行けていませんが、最近では発表会などの多くはストリーミングで見られるようになっています。その中で、家電的な目線で注目したいのが、サムスンの発表です。「AIライフパートナー」を目指し、スマートフォンから、ビジュアルディスプレイ製品、家電、サービスを連携させ、「一体感のあるパーソナル体験」を目指すとしています。
すべての家電にAIを搭載して、連携しながら使いやすさの向上や新たな機能を実現するというものですが、中でも注目したいのが、テレビでのAI導入やGemini搭載冷蔵庫です。
テレビでのAI導入については、「Vision AI Companion(VAC)」という名称で、テレビの画質調整のほか、AIで実況音声を消し、会場の臨場感だけを楽しむモードなどを紹介。また、テレビで見た料理のレシピを音声で尋ねて検索するといった使い方も可能になっています。
さらに、サッカーの試合では音声で尋ねて、「どちらのチームが勝つか」を予測するといった機能も披露しました。スタッツ等から勝者を予測するもののようですが、スポーツの楽しみ方としては。「新しい」と思うとともに、やや余計なお世話とも感じますが、AIによる家電の可能性拡大という意味ではユニークなものです。
白物家電では冷蔵庫に「Google Gemini」を搭載し、AI Visionへアップグレードしています。このGemini搭載冷蔵庫は、画像認識機能により、冷蔵庫に入れた食材と取り出した食材を把握し、献立の計画や食材管理に役立てられるとのこと。
「What's for Today?(今日の献立は?)」機能では、庫内の食材に基づくレシピ提案のほか、冷蔵庫外の食材も含めたランダムな提案を行ない「何を作るか」を決めるストレスを軽減できるとのこと。レシピ提案をするだけでなく、ステップごとにガイドを紹介し、確認しながら調理を始められるほか、Video to Recipeではレシピ動画からスライドの見やすいレシピを作成して料理の参考にできるようにします。
サムスンは日本ではテレビも冷蔵庫も展開していませんが、このあたりは新たなスマートホーム提案として魅力的に思えました。
さらにロボット掃除機による見守り機能や、スマートウォッチやスマートフォンを連携させた健康管理や慢性疾患予防など、あらゆる家電がAIと連携する暮らしをイメージできる発表でした。AIライフパートナーという打ち出しは、非常に納得感があり、家庭に溶け込むAIのあり方がイメージできるようになりました。
講演の内容はYouTubeでも公開されているので、ご興味がある方はご覧になってはいかがでしょうか。









