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熊本市電、Visaのタッチ決済で乗車可能に。路面電車は国内初

熊本市電は、一部車両にVisaのタッチ決済を導入し、カードをかざして乗車可能にする実証実験を行なう。期間は7月7日~2023年3月31日で、路面電車でのVisaのタッチ決済対応は国内初となる。

対象車両は、超低床車両6編成と普通車両10編成の計16編成。タッチ決済対応カード(クレジット、デビット、プリペイド)やスマートフォンのVisaのタッチ決済で熊本市電に乗車できる。国際ブランドはVisaのみに対応し、今後の展開ブランドについては検討予定。

支払い可能な運賃は、大人普通旅客運賃(170円)、小児普通旅客運賃(90円)、大人障がい者等割引運賃(90円)、小児障がい者等割引運賃(50円)。なお、大人普通旅客運賃以外の場合、タッチ前に乗務員へ申し出る必要がある。また辛島町電停で乗り換えの場合も乗務員へ申し出る。

三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)、小田原機器、QUADRAC、熊本市交通局が連携し、熊本市電において、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を導入。Visaのタッチ決済による実証実験を展開する。

この取り組みにより、ICカードへのチャージや、車内での現金による運賃の支払いを不要とするほか、回復が期待されるインバウンドにおける利便性向上や、「非接触式」による感染症対策などを検証していく。