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Notion、AIエージェントを業務に組み込む開発者基盤「Developer Platform」
2026年5月27日 16:31
Notion Labsは27日、開発者向けの新機能群「Notion Developer Platform」を発表した。Notion上で外部データやAIエージェントを扱うための基盤で、Notion CLI(ntn)とWorkersはパブリックベータ版として提供中。External Agent APIはウェイトリスト登録を受け付ける。
Notion Developer Platformは、Notion内で構築するだけでなく、外部エージェントなどと連携しながらNotion上に構築するための機能群。ワークスペースをインフラとして使い、開発者がカスタムエージェントの拡張、外部データソースとの接続、ワークフローの自動化を1つの場所で進められるようにする。
Notionのプロダクトマネージャー、エリック・ゴールドマン氏は、AI活用が進む企業に共通する形として、「人間のチームメンバーとAIエージェントが同じ共有されたキャンバスで一緒に仕事をする」ことを挙げた。Notionでは、エージェントにできる仕事は人間にもできるべきで、その逆も同様という考え方を基礎にしているという。
背景には、企業のAI活用が検索やチャット、文書作成、会議記録、資料作成の補助にとどまりやすいという課題がある。ゴールドマン氏は、AIを業務に組み込むには、ツール、ドキュメント、業務記録システムをつなぐ一貫したプラットフォームが必要と説明。AIエージェントの品質は、エージェントを取り巻く環境に左右されるとの見方を示した。
Notionは2月にカスタムエージェントを提供開始しており、チームの業務をエージェントに任せるための機能を広げてきた。今回のDeveloper Platformは、その基盤を開発者向けに拡張するもの。ゴールドマン氏は、同プラットフォームにより、組織内のデータソースを1つのコンテキストに同期し、カスタムツールを構築し、乱立するエージェントを一カ所で活用できるようになるとした。
新たに提供されるNotion CLI(ntn)は、ターミナルやIDEからNotionを操作するためのコマンドライン・インターフェース。一度認証すると、Notion内の読み取りやアクション実行、Workersの管理、デプロイ、ワークフロー自動化に対応する。
Workersは、Notionが提供する実行環境上にカスタムコードをデプロイできる機能。データベース同期、エージェントツール、WebhookトリガーなどをNotionのインフラ上で動かせる。JavaScriptから接続できるAPIであれば、外部の標準的なAPIと接続できるとし、Notion側から外部APIにデータを取りに行き、Notionのデータベースへ保存する仕組みを構築できる。現在はベータ版として提供中で、8月以降はNotionクレジットが必要となる。
プロジェクト管理ツール「Jira」との連携例では、Jira上のデータをNotionへ同期し、Notionのページやデータベース上で扱える状態にする流れが示された。続いて、Jiraチケットの検索、更新、作成に対応するカスタムエージェントツールを作成。APIを介して外部サービスのデータを取り込み、Notionの単一のキャンバス上でチームと共有できることを示した。
External Agent APIでは、自作のエージェントを含む外部エージェントをNotionに取り込める。Notion上で直接チャットできるほか、作業の委任や、チームの作業と並べた進捗確認に対応する。Codex、Claude、Cursorなどのコーディングエージェントや、設計、分析、リーガルなど特定領域向けのエージェントをNotionのUIとプラットフォームに組み込む考えも示した。
ガバナンス面では、認証、権限、サンドボックスを初回デプロイ時点からプラットフォームに組み込む。既存のNotionワークスペース内で、管理者コントロールのもと実行できるほか、接続中のサービスや稼働中の自動化を可視化する。Developer Platformは、セキュリティ、データレジデンシー、ガバナンスの土台の上に構築されているとする。
Notionは、Developer Platformにより、企業内に分散するデータソースをNotionへ同期し、エージェントが実際の業務で使うツールを開発者が構築できるようにする。開発者向けの基盤として始めながら、将来的にはNotion エージェント自身が同じ基盤を使い、ツール構築や他システムとの接続を行なえるようにするとしている。










