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Visaのタッチ決済、神戸市・神姫バスで「上限運賃適用」の実証実験

神姫バス、三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパンなど6社は、神戸市内で運行する路線バス「シティーループ」と「ポートループ」でVisaのタッチ決済とQR企画券による実証実験を秋より実施する。

キャッシュレス環境の整備による、利便性の向上、バス車内での乗務員の対応時間短縮による定時性向上、利用状況の分析による新たなサービスの拡大検討を目的として行なうもの。対象路線は、シティーループが神戸市内の三宮、元町、旧居留地、メリケンパーク、北野異人館などの主要な観光スポットを周遊するバス、ポートループが東遊園地・新港町・ハーバーランドなどのウォーターフロントエリアを巡る連節バス。

Visaのタッチ決済は、乗車時(ポートループでは降車時)にVisaのタッチ決済機能のあるカードやスマートフォン等を機器にかざすことで決済を行なう。実証実験では、一定額利用を超えると乗車運賃が割引きになる「上限運賃適用サービス」の効果検証も行なう。

上限運賃適用サービスは、日単位(月単位も可能)の利用金額に上限を設定し、上限に達した場合はそれ以上の支払いが不要となる仕組み。利用履歴や、上限運賃の適用状況は、QUADRACの「Q-move」サイトでマイページの会員登録手続を行なうことで閲覧できる。

QR企画券は、「Kobe 1-day loop bus ticket」「Kobe 2-day loop bus ticket」に対し、QRコードで読み取る検札方式を導入。現地でのオペレーションや乗車実績を検証し、今後の施策に生かしていく。対象企画券は「RYDE PASS」上で事前に購入できる。

参加企業は、神姫バス、三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、小田原機器、QUADRAC、RYDEの6社。