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フェラーリ初のEV「Ferrari Luce」 デザインは元アップルのアイブ氏

フェラーリは、元Appleの最高デザイン責任者であるジョニー・アイブ氏率いるLoveFromがデザインした新型EV「Ferrari Luce」を発表した。LoveFromの起用は、異なる分野間の交流を促し、新たなデザイン言語を生み出すという役割を担ったとしている。

各車輪に1基ずつ、計4基の電気モーターを搭載し、最高出力は1,050cv、0-100km/h加速は2.5秒、最高速度は310km/h、満充電時の航続距離は530km。使用するバッテリーパックは122kWhで、800V。重量は2,260kg。

フェラーリは同車を、これまでとは異なるタイプのフェラーリであり、従来とは異なる顧客層に向けたモデルとしている。車両はハッチバックタイプで、車内には5人分のスペースがある。ドアは後部ヒンジ式。ワイパーは中央ではなく、両側で停止するなど独自の仕様も備える。

「車両制御ユニット」(VCU)は、すべてのシステムをネットワーク化し、1秒間に200回の制御目標を更新。フロントモーターの出力はアクスルにおいて210kWで、リヤの出力は620kW。ホイール上で合計7,750Nmというトルクを発揮する。

フロントモーターの最高回転数は30,000rpmで、ゼロから最高回転数までは1秒足らずで到達可能。

その他の特長としては、独立した弾性マウント式サブフレームを採用。フェラーリ車として初めて採用したもので、不要な振動を最小限に抑えることができる。また、EVはエンジン音がないことから、駆動系から実際に出ている微細な振動をセンサーで拾い、それを調整・増幅して、フェラーリらしい走行音として感じられるようにしているという。

LoveFromはインテリアも一新している。3本スポークのステアリングホイールは再生アルミニウム製で、19個のCNC加工部品で構成。ダッシュボード全体にアルミニウム製の基材を配置し、その上にエア吹き出し口を設けている。

運転席前方の計器類にはサムスンディスプレイのOLED技術を採用。視差効果のある凸レンズにより、視認性と鮮明さを高めた。計器類の色は、選択されたシャシーモードに応じて変化する。

スピードメーターの針はアルミニウムとポリカーボネート製。その上部のパネルにあるローンチコントロールレバーは、ヘリコプターの計器類から着想を得たデザインで、アナログ計器とデジタル表示、自動車と航空機のデザイン要素を組み合わせたものとなっている。