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大宮駅東口再開発、施設名「大宮門街(オオミヤカドマチ)」に決定

大宮駅東口エリア初の再開発事業として開発中の複合施設名称が「大宮門街(オオミヤカドマチ)」に決定した。2022年4月開業を予定している。オフィスや商業施設、銀行、公共施設(市民会館)の機能が導入される複合施設で、大宮駅東口大門町2丁目中地区市街地再開発組合が開発を進める。

「大宮門街」がオープンする大門町地区は、駅とまちをつなぐ中心に位置し、南北に伸びる氷川神社周辺地区との結節点でもあることから、商都・大宮の中心を担いつつも、文化・歴史が息づく、大宮のポテンシャルを象徴する地区。

一方で、交通基盤整備の遅れや建物の老朽化、防災機能に課題があり、さいたま市ではまちづくりの将来像「大宮駅周辺地域戦略ビジョン」(2010)を策定し、公共施設再編による「連鎖型まちづくり」に取り組んでいる。

再開発組合は、さいたま市の計画に応えるかたちで、施設建築物および道路等の一体的な整備を推進。再開発では、エリアの特徴である路地道を取り込んだ建築デザインを採用し、商業的賑わいや、市民ホールを軸とした文化的機能、ビジネスが門街広場を介して相互交流を促す複合施設「大宮門街」を整備。大宮駅東口エリア初の再開発事業として大宮駅周辺地域のさらなる発展を牽引し、東日本の対流拠点の礎となる施設の創造を目指している。

規模は、地上18階、地下3階、塔屋1階。1階は門街広場、1階~6階は物販店舗や飲食店、4階~9階は市民会館、10階~18階はオフィスフロアとなる。

門街広場
ショッピングフロア
市民会館
オフィスフロア

ブランドコンセプトは「ゆきあうカド 人つなぐマチ」。大宮門街という名称には、門前町、大宮、大門、氷川参道、という土地の歴史と特徴を盛り込んだ。東日本の玄関口となる大宮駅から、緑豊かな氷川神社の参道へ続く「門」の役目をもち、大宮で暮らし、働き、楽しむための施設が集まった、ひとつの「街」のような存在でありたいという想いを込めた名称としている。

縦横のラインが文字とつながり十字に交差したシンボルマークは、大宮の街の特徴で、建築のコンセプトでもある路地道を視覚的に表現。マチカドでゆきあう人と人がつながり、物語が生まれることを表した。「横に読むと大宮、縦に読むと大門」という2つの地名を組み 込んだ漢字のマークに、土地の歴史を未来へ引継ぐという意味を込めた。

防災機能も充実させ、72時間対応の非常用電源機等のBCP対策や免震構造を備え、災害時には帰宅困難者に対する一時滞在施設として開放する。

所在地は、埼玉県さいたま市大宮区大門町二丁目118番地。敷地面積は8,558.34m2。延床面積は82,139.11m2。構造は鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造。