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名古屋「イオンモールNagoya Noritake Garden」 10月27日開業

イオンは、10月27日に「イオンモールNagoya Noritake Garden」をグランドオープンする。名古屋駅から1km圏内で、商業施設とオフィスを擁する新たな事業フォーマットの1号店となる。

イオンモールNagoya Noritake Gardenは、「イオンスタイル名古屋則武」を核店舗とする商業と、オフィス「BIZrium名古屋」にて構成される複合施設。所在地は愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番17号。敷地面積は約57,000m2、延床面積は約140,000m2(立体駐車場含む)。建物は6階建て。

イオンモール Nagoya Noritake Garden/BIZrium 名古屋 フロアイメージ

商業施設はイオンスタイル名古屋則武のほか、約150店舗の専門店が出店。専門店のうち41店が東海エリア初出店、7店が愛知県初出店となる。

イオンスタイル名古屋則武は、東海初のスマートストアとして開業。「AIカメラ」を使った会計時の年齢認証と在館人数の把握、医薬品の自動入庫払出をするほか、「レジゴー」の展開や店内モニターを使った調理のライブ配信などを行なう。

AIカメラでは例えば年齢認証について、会計時に客の年齢をAI分析で推定。未成年者の可能性がある場合はレジに設置した端末にアラートが表示され、酒類の販売時に確実な声かけができる仕組みを設ける。また、売場の滞在人数計測を活用した混雑前の状況把握によるレジ応援や入店制限などの対策、接客が必要な客の自動検知による買物支援などを実施できるようにする。

陳列棚への手伸ばし率を見える化したヒートマップ
接客が必要な客を自動で検知し、従業員の端末に通知が入っている様子

レジゴーは、専用アプリをダウンロードしたスマホにより商品のバーコードをスキャンし、専用レジで会計するシステム。自身のスマホで利用できるほか、専用スマホの貸出も行なう。「どこでもレジ レジゴー」は11月導入予定。

「イオンネットスーパー」も11月に開始。スマホやパソコンから注文した商品を店舗から自宅に届けるネットスーパーで、生鮮食品、冷凍食品、総菜などの食品から、トイレットペーパーなどの日用品まで取りそろえる。そのほか、車に乗ったまま受け取れる「ドライブピックアップ!」、店内の専用カウンターで受け取れる「カウンターピックアップ!」や、モールに入るオフィスや隣接するマンションに受取ロッカーを設置した上での「ロッカーピックアップ!」も展開する。

食品売場内には16個のデジタルサイネージを設置。商品紹介やメニュー提案を行なうほか、水産の店内加工場に設置したカメラを通じたまぐろの解体ショーなどのライブ配信も予定する。

専門店については、レストラン、フードコート、食物販などを展開。レストラン街やフードコートではモバイルオーダーシステム「プットメニュー」を導入する。

そのほか、プラネタリウム、アミューズメント、ブック&カフェといった、エンターテインメント・カルチャー関連や、ヘルス&ウエルネスゾーンを展開。大型専門店としては、インテリア雑貨メーカー「DULTON DAY STACK NAGOYA」が東海エリア初出店となるほか、ユニクロや無印良品、島村楽器、ユザワヤなどが出店する。1階には郵便局も備える。

プラネタリウム
アミューズメント
ブック&カフェ

名古屋駅徒歩圏のオフィス「BIZrium 名古屋」

BIZrium 名古屋は10月20日に開業。階下の商業ゾーンとの併用によりワークとライフがワンストップとなることを特長としており、これまで暮らしの中で費やしていたランチの待ち時間、帰り際の買い物などの時間が不要になり、よりゆとりある暮らし、より柔軟な働き方を実現するとしている。

メインエントランス

BIZrium 名古屋では、屋外に設けたテラスラウンジや貸会議室などを用意。またフライヤーが運営する書籍要約サービス「flier」を導入し、スマホもしくはタブレット端末を館内のWi-Fiを経由して接続することで無料で利用できるようにする。これにより、すきま時間を活用した学びの機会を提供する。

テラスラウンジ