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月額14800円で借りられる電動車椅子「WHILL」。介護保険不要

WHILLは、近距離モビリティ「WHILL Model C2」を、月額14,800円で借りられるDtoCサービス「WHILL レンタル」を開始した。年齢や介護保険の有無に関係なく利用が可能。

政府調査によると、65歳以上の高齢者3,600万人のうち、500m以上の歩行が難しいと感じている人は、1,000万人になる。それに対し、電動車いすのニーズは高いものの、介護保険レンタルが主流で、介護保険の適用を受けた上で介護系の流通事業者を通じて借りるのが主流のため、市場は約25,000台しかないという。

WHILL レンタルは、介護保険の有無に関係なく月額14,800円でサービスを提供。メーカーが直接利用者に製品を提供するDtoCサービスで、歩行が困難ながら介護保険の適用を受けていない人でも気軽に利用できるサービスとした。

想定する利用者は、自転車の運転が不安な人や、免許返納や返納を検討している人、外出時に家族の手を煩わせたくない人など。高齢者の外出を促すことで、健康の維持とQOL維持に貢献する。

レンタルで気に入れば購入も可能。配送は専門スタッフが行ない、使用方法の説明を受けられる。電話でのサポートも行ない、修理や返却も対応する。

オプションで、東京海上日動火災保険と開発した保険とロードサービスを一体化したサポートサービス「WHILL Smart Care」(月額2,420円)や、予備バッテリー(月額2,420円)も提供する。

WHILL Model C2は、近距離向けのモビリティで、5cmの段差を乗り越える能力や、回転半径76cmと小回りが利くのが特徴。リアサスペンションも備えなめらかな乗り心地としている。走行距離は18kmで、最高速度は時速6km。登坂能力10度。充電時間は5時間。本体サイズは554×985×745~945mm(幅×長さ×高さ)、重量は約52kg。最大荷重は115kg。価格は473,000円(税別)。