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銀座線渋谷駅にヒカリエ直結の新改札。連絡通路の混雑状況配信も

東京メトロは、1月から供用開始した銀座線渋谷駅新駅舎の、渋谷ヒカリエに直結する新改札を4月18日にオープン。また3月30日より、乗り換え連絡通路付近の混雑状況を、専用Webサイト及び東京メトロアプリで配信する実証実験を開始する。

新改札の名称は「ヒカリエ方面改札」。渋谷ヒカリエや宮益坂方面へのアクセスが向上するとしている。営業時間は始発から終電まで。改札設備は、自動改札機通路数が3通路(うち幅広自動改札機通路が1通路)、自動券売機(改札外)が2機、自動精算機が1機。

銀座線渋谷駅では、ホームドアの設置やホーム床の本設化、スクランブルスクエア方面改札側のトイレ設置など、引き続き工事が行なわれる。

駅構内図及び新改札イメージ

混雑状況配信は、東京メトロが進めている混雑状況の見える化に向け、混雑度を解析する技術の有用性や最適な情報配信手段等を検証する実証実験の第2弾。第1弾として1月から、銀座線車両内で渋谷駅構内の混雑状況を配信する実証実験を行なっていた。

第2弾では、銀座線渋谷駅乗り換え連絡通路付近(JR中央改札口付近)において、日立製作所提供の、混雑状況を自動解析する技術の有用性確認等を目的とした実証実験を実施。

現地に設置した専用カメラで利用状況を自動解析し、4段階の混雑度として表示するほか、人がいない環境下で撮影した現地画像に、利用状況を人型のアイコンとして重ねて表示することで、混雑状況を視覚的に確認できるようにする。また、過去の同一曜日及び当日の1時間ごとの混雑状況をグラフで配信する。前者を「約1分前の混雑状況」、後者を「混雑グラフ」として配信する。

実験専用カメラの設置位置
約1分前の混雑状況
混雑グラフ

混雑状況を確認できる専用Webサイトへは、東京メトロ公式ホームページのトップページ中段のバナーからリンクする予定。また、東京メトロアプリ内の「メトロラボ」からもリンクする。東京メトロアプリの対応OSは、iOS 9.0以上、Android 5.0以上。

東京メトロ公式ホームページ
メトロラボ

今後は、実証実験の結果をもとに、利用者にとって最適な混雑状況の見える化に向けて、混雑解析技術や配信方法について検討を行ない、混雑状況の配信を進める。