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渋谷駅の地下出入口、11月から4エリアでわかりやすく。誘導サインも改善

東急電鉄と東京メトロは、11月1日から渋谷駅の駅構内案内誘導サインを改善する。渋谷駅の利便性向上と、まちの回遊性の向上を目的とし、東横線・田園都市線・半蔵門線・副都心線渋谷駅の地下出入口番号を変更する。

誘導サインの変更は、渋谷駅前サインガイドラインに則ったもの。11月1日には「渋谷スクランブルスクエア第I期(東棟)」が開業するほか、'19年度は「渋谷フクラス」の開業、メトロ銀座線渋谷駅のホーム移設、渋谷駅東口地下広場の一部供用開始など、渋谷駅中心地区の改良が行なわれる。これに伴い、渋谷駅周辺の歩行者ルートを一体的に分かりやすく表示する。

地下出入口番号は、地下を4エリアに分け、各出入口の数字を組み合わせて表記。エリア制を導入し、おおまかな行き先から出入口を想起しやすくする。

4つのエリア

「Aエリア」は、山手線の外側北のハチ公口から公園通り、文化村通り、渋谷マークシティ方面。

「Bエリア」は、明治通り(原宿方向)や宮益坂など、山手線内側の北方向でヒカリエも含まれる。

「Cエリア」は、山手線の内側の南側で、六本木通りやクロスタワー、渋谷ストリーム、渋谷警察署方向。

「Dエリア」は、渋谷フクラスや工事中の渋谷駅桜丘地区方向の山手線の外側の南側となる。

Dエリアは工事中のため、当面は3エリアで運用を開始する。

新しい渋谷駅地下出入口番号

新たな案内誘導サインは、背景色やフォントや配置の考え方が統一されるほか、案内マップも順次増やし、初めて訪れる人にも分かりやすい案内誘導を目指す。

誘導サイン例(左)、案内地図サイン例(右)

渋谷駅周辺開発では、新しく建設される各ビルに、縦移動の円滑化を目的に「アーバン・コア」を整備。9月1日には渋谷スクランブルスクエア第I期(東棟)内のアーバン・コアの運用が開始される。

アーバン・コアにより、地下から地上へ、地上からデッキへのアクセスがスムーズになるとともに、渋谷に課題の一つとなっている、谷地形が及ぼす駅中心部から周辺にかけての高低差を解消。便利で歩きやすくする。

アーバン・コアを整備。渋谷の高低差を解消
渋谷ヒカリエのアーバン・コア
渋谷ストリームのアーバン・コア

また、渋谷駅東口地下広場が、11月1日に合わせて一部供用開始予定。渋谷駅宮益坂中央改札からJR東日本渋谷駅などへの乗り換えルートが分かりやすくなり、乗り換え時間も短縮される。

渋谷駅東口地下広場が、11月1日に合わせて一部供用開始