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ヤフーのアプリで「大雨危険度」を通知。土砂災害や洪水危険をお知らせ

ヤフーは気象庁と連携し、スマートフォンアプリ「Yahoo! JAPAN」、「Yahoo!天気」、「Yahoo!防災速報」において、市区町村ごとに土砂災害や洪水の危険度などを伝える「大雨危険度通知」を7月10日から提供開始した。

気象庁が提供する、土砂災害や洪水のリアルタイムな危険度を地図上で5段階に色分けして示す「大雨・洪水警報の危険度分布」をYahoo!のアプリ上で展開するもの。災害発生時に危険度(色)が変化しても、これまではなかなか住民に伝えられなかったが、アプリを経由してすぐに住民に伝達できるようになる。

アプリで通知される「大雨危険度通知」は、気象庁による危険度分布や、水注意報、大雨警報など防災気象情報を参照し、「警戒レベル3相当」以上に上昇した時に、ユーザーへ市町村ごとの土砂災害や洪水の危険度、とるべき行動などをアプリからプッシュ通知で伝達。発災前の段階でユーザーの避難判断を促す。

対応アプリは、「Yahoo! Japan」「Yahoo!天気」「Yahoo!防災速報」のiOSとAndroid版。Yahoo!防災速報のメール版も対応する。

なお、6月25日からは「大雨警戒レベルマップ」も提供開始。Yahoo!防災速報やブラウザーサービス「Yahoo!天気・災害」において、全国における土砂災害や洪水の危険度を地図上で確認できる。現在地付近の土砂災害や洪水危険度が高まっている場所がすぐにわかり、避難行動に役立てられる。

今回の取り組みは、気象庁が募集した「『大雨・洪水警報の危険度分布』に係る通知サービスの協力事業者」の1社としてYahoo! JAPANが参加したもの。ヤフーのほか、「ゆれくるコール」アプリのアールシーソリューション、ゲヒルン、「お天気JAPAN」アプリの島津ビジネスシステムズ、「お天気ナビゲーターWEB」の日本気象が参加する。