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東京八重洲バスターミナルが大幅拡張 「トフロム」地下に26年3月開業

TOFROM YAESU TOWER 2025年7月撮影

東京駅八重洲口前に整備が進む「バスターミナル東京八重洲」の第2期エリアが、2026年3月20日に開業する。

第2期では、新たに乗降用7バースと待機用2バースの計9バースを整備。場所は「TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)」地下に位置し、JR東京駅(八重洲北口・中央口)から八重洲地下街を経由して、地下レベルでのアクセスが可能となる。

バスターミナル(第2期)エントランス/内観イメージ
ターミナル概略図

バスターミナル東京八重洲は、3つの市街地再開発地区にまたがって整備される計画で、UR都市機構が各地区の開発主体からバスターミナル部分を段階的に取得し、京王電鉄バスが一体運営を担う。第2期は、2022年9月に開業した「東京ミッドタウン八重洲」地下に位置する第1期に続く開業となる。

最終となる第3期は2029年の竣工を予定しており、全体完成後は国内最大級となる20バース、約21,000m2規模の高速バスターミナルとなる。

立面イメージ図
施設概要等

現在、東京駅周辺の高速バスや空港連絡バスは、八重洲側の道路上などに散在しており、乗り換えや通行の利便性に課題があった。バスターミナル整備により、約1,200便に対応するバス停の集約と、鉄道との乗換えの円滑化が図られる。

全体開業時のアクセスイメージ

第2期エリアには、チケットカウンターや待合スペース、トイレ、授乳室などの基本設備に加え、物販店や観光案内所も併設。快適かつ安全な乗車環境を提供する。案内サインも新たに整備され、3地区を「地下A」「地下B」「地下C」に分類し、色覚バリアフリーに配慮したカラー設計を採用する。