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イトーキ、ミニマム+エルゴノミクスの新ワークチェア「シガ」
2025年11月11日 09:00
イトーキは、ミニマムなデザインとエルゴノミクスの快適さを両立したという新たなコンセプトのワークチェア「SHIGA」(シガ)を12月に発売する。法人・個人向けに販売され、価格は133,430円など。11月13日からイトーキのショールーム「坐サロン 東京」で展示され、体験が可能。
ワークスタイルの変化が進み、空間デザインや快適性などさまざまな側面からオフィスの価値が見直されていることを背景に、ミニマムなフォルムと、長時間でも快適なエルゴノミクスに基づく構造を採用したワークチェア。美しさと快適性の両立を目指したという。
背と座の間に余白を設けて圧迫感を与えないデザインが特徴。背もたれは「double」と「triple」の2タイプが用意され、分割ラインが統一感や整然とした印象をもたらすとしている。シンプルなスクエアのシルエットの中に、エルゴノミクスに基づいた3次元のカーブを内包するのも特徴。
座面下に極薄のメカボックスを搭載。必要な機能だけに絞り込み、ミニマムなデザインとエルゴノミクスを考慮したロッキングの両立を実現する。メカボックスの裏にはビスを一切見せないなど仕上げにもこだわった。
ロッキングには、イトーキで多く採用されている「アンクルムーブ・シンクロロッキング」を採用。くるぶしを支点に背と座が連動して傾き、後傾時に座全体が後方下にスライドして自然な姿勢変化を支える。
座面下の操作レバーは1本化されており、昇降や背固定をシンプルに行なえる構造。レバー先端のプッシュ式ボタンで背もたれの初期角度を固定でき、昇降脚タイプは、羽根つきレバー部分を回転させて座面の高さを調整する。端正な形状のアームレストはアルミ製で、重厚感と上質感を目指した。
オフィスから住空間まで幅広いシーンに対応するカラーバリエーションや組み合わせを用意する。本体仕様は7タイプで、オリジナルファブリックの張地は単色が8色、ツートーンは7色から選択できる。北欧を代表するテキスタイルブランド「Kvadrat」のファブリックを3色と、本革も2色をラインナップする。フレーム仕上げは、サテン塗装が3色、アルミミラー、グロス塗装が3色で、計7種類。組み合わせは約500通りにのぼる。
デザインは柴田文江氏。製品名のSHIGAは製造拠点の滋賀県にあるイトーキ滋賀工場に由来する。長年培われてきた設計技術と生産技術により、デザイン、機能性、安全性、バリエーションを実現しており、イトーキのものづくりの知見が集結したプロダクトとしている。
価格の一例は「double」が133,430円~、背もたれが一段高い「triple」が145,750円~。アームレストの有無のほか、「double」には昇降機構がないパイプ脚もラインナップされる。doubleの本体サイズは635×530×780~870mm(幅×奥行き×高さ)、座面高が415~505mm。パイプ脚は座面高が465mm。tripleの本体サイズは635×565×920~1,010mm、座面高は415~505mm。












