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イトーキ、キユーピーの“卵殻”を使った机の天板
2025年11月21日 14:19
イトーキは、キユーピーが進めるサステナブルな取り組みの一環として、食品製造過程で発生する卵殻をアップサイクルした天板素材を共同で製作した。この天板素材を使用した家具は、キユーピーの「グループ研究開発・オフィス複合施設」である「仙川キユーポート」(東京都調布市)に納入されている。
キユーピーグループは、マヨネーズの製造をはじめとする事業活動で年間約25万トン(約42億個)もの鶏卵を使用している。これは、日本の国内鶏卵生産量の約10%に相当するという。こうした製造過程などで発生する卵殻は年間約2万8千トンに及び、キユーピーはその100%再資源化を目標に掲げて取り組みを推進している。
今回、イトーキがその取り組みに共感し、家具向け素材として卵殻を活用する新たな提案を行なった。空間デザインの中にサステナビリティのメッセージを“見て伝える”形で実装したという。この卵殻でできた天板素材は、粉砕した卵殻を意匠として活かすため、透明な樹脂でコーティングし、立体的な質感をもたせた点が特徴になっている。
今回開発された素材は、単なるマテリアル開発にとどまらず、「企業の理念や活動を空間として表現する家具づくり」への新たな一歩としており、サステナビリティを“体験できる”家具や空間づくりを今後も推進していく。
イトーキはこれまでも、廃プラスチックやコーヒーかす、回収ペットボトルを活用するなどした、リサイクル素材を活用した家具作りに取り組んでいる。


