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大井町駅直結複合施設「OIMACHI TRACKS」を見てきた 開業まで半年
2025年10月14日 16:22
JR東日本は、26年3月28日開業予定の大井町駅直結複合施設「OIMACHI TRACKS」の工事現場見学会を実施した。OIMACHI TRACKSはオフィスタワー(BUSINESS TOWER)とホテル・住宅タワー(HOTEL&RESIDENCE TOWER)の2棟、および歩行者専用通路や広場を整備する。
規模は地上26階、地下3階、高さ約115mで、オフィス、商業、ホテル、レジデンスを展開する。2棟が建設されるA-1地区、広場「TRACKS PARK」を整備するA-2地区に分けられ、A-2地区にもカフェなどの商業施設が設置される。A-1地区の敷地面積は約22,300m2、延床面積は250,000m2、A-2地区の敷地面積は約7,100m2、延床面積は9,100m2。A-2地区の北側には、品川区新庁舎が整備される予定。
各施設の運営会社は、オフィスがJR東日本ビルディング、商業がアトレ、ホテルが日本ホテル、レジデンスがJR東日本都市開発。商業施設名称は「OIMACHI TRACKS SHOPS & RESTAURANTS」で、1~5階に81店舗が出店する。
以前この場所には、鉄道関連施設、「キャッツシアター」(劇団四季)、スポーツ施設「スポル品川大井町」などがあった。さらに西側に現在の品川区庁舎がある。
再開発プロジェクトは品川区新庁舎と連携した一体的なまちづくりとして進められるもので、駅から「しながわ中央公園」まで接続する歩行者動線および広場もあわせて整備する。また東急大井町線を挟んだ南側市街地との動線も設ける。
今回見学できたのは、JR大井町駅の新改札口「トラックス口」と繋がる駅前広場「STATION PLAZA」、普段は交流拠点、非常時には避難場所として機能する広場「TRACKS PARK」、およびオフィスタワー22階のオフィスフロア。
STATION PLAZAは3階レベルに設置される広場で、商業施設のOIMACHI TRACKS SHOPS & RESTAURANTS、「ホテルメトロポリタン大井町トラックス」、賃貸レジデンス「OIMACHI TRACKS RESIDENCE」およびサービスレジデンス「オークウッド大井町トラックス東京」の玄関口となる。さらに歩行者通路を通じてオフィスタワーにも接続する。
STATION PLAZAの面積は約1,000m2。北側(品川方面)の眼下には山手線の車両基地をのぞめる。
開発エリアでJR線から最も離れた西側に整備される広場・TRACKS PARKの面積は約4,600m2。広場内には2階建ての建物が建設され、スターバックスなどの店舗が出店する。
現在はTRACKS PARKの西側に品川区庁舎があるが、南側で2029年9月開庁の計画で新庁舎の建設が進められている。
広場はそのほか、ホテル・住宅タワーとオフィスタワーの間に、約3,400m2のCROSS PLAZAが整備される。南側市街地や大井町駅、交通広場など多層かつ多方面からの人の動線をシームレスに繋ぐ縦動線を備えた広場となる。
オフィスタワーの貸床面積は1フロアあたり約5,000m2で、都内最大級になるという。今回のオフィスタワー22階から見る眺望は、レジデンスの上層階からの眺めもイメージできる。
OIMACHI TRACKSの所在地は東京都品川区広町2丁目および大井町1丁目各地内。各施設の規模は、オフィスが約124,000m2、商業が約19,700m2およびTRACKS PARK内約1,100m2、ホテルが285室、レジデンスが272戸で、うち賃貸レジデンス174戸、SOHO20戸、サービスレジデンス78戸。



















