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みずほFG、ソフトバンクとOpenAIの大企業AI「クリスタル」を金融初導入
2025年7月18日 13:33
みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)とソフトバンクは18日、AGI(汎用人工知能)時代を見据えた戦略的包括提携契約を締結した。みずほFGは、ソフトバンクがOpenAIと共同開発を進める、個々の企業のシステム・データを統合し、企業ごとにカスタマイズされた最先端AI「Cristal intelligence(クリスタルインテリジェンス)」を、金融業界で初めて導入する。
みずほグループでは、最先端AI技術の導入と最適な活用により、2030年度までに、2024年度対比で3,000億円程度の効果発現を目指す。新たなサービス提供のほか、営業活動の生産性を2倍以上に向上するなどの目標を設定している。
- 顧客が24時間365日、最適なサービスを利用できる体験の実現
- 営業活動の生産性2倍以上向上
- 低付加価値業務最大50%削減
- コンタクトセンター関連生産性最大50%向上 等
顧客向けのサービスでは、法人を対象に、24時間365日、AIが膨大な取引データや市場動向等を解析し、即時に最適な融資や経営アドバイスを利用できるサービスを提供予定。重要な判断が必要な時は、希望に応じて担当者に相談できる体制を構築し、新しいユーザー体験の実現を目指すという。
また両社は、ソフトバンク子会社のSB Intuitionsが開発を進める日本語特化型の大規模言語モデル(LLM)「Sarashina」を基盤に、金融に特化したLLMの研究開発も開始する。

