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ソフトバンクとOpenAIが合弁会社「SB OAI Japan」 26年に国内独占展開
2025年11月5日 15:38
ソフトバンクグループとOpenAI Groupは、合弁会社「SB OAI Japan合同会社」を11月5日に発足させた。SB OAI Japanは、OpenAIのエンタープライズ向けの最新プロダクトと日本市場に最適化された導入支援・運用サポートを組み合わせた「クリスタル・インテリジェンス」を、26年に日本国内で独占展開する。
「クリスタル・インテリジェンス」は、AIツールを活用して、企業の生産性向上と経営効率の最大化を支援するAIソリューション。SB OAI Japanは導入企業向けに、導入から活用までを包括的に支援していく。
クリスタル・インテリジェンスの展開に先立ち、ソフトバンクが最初のユーザーとして導入。プロダクト開発や企業変革プロセスの検証を通じ、最適な活用方法や導入・運用ノウハウを蓄積しながら、SB OAI Japanを通して企業向けに順次展開していく。
ソフトバンクグループは、OpenAIの基盤をすでに導入済みで、グループ内では約250万個のカスタムGPT(特定の業務や用途に合わせてカスタマイズ可能なChatGPT)を作成している。
ソフトバンクグループの孫正義会長は、「人々の働き方や企業経営が革新される新たな時代が始まる。SB OAI Japanの発足により、AIエージェントが協調し自律的に業務遂行する世界が実現していく」とコメント。またソフトバンク宮川潤一CEOは、「SB OAI Japanの発足により、クリスタル・インテリジェンスの開発が加速する。ソフトバンクは自ら先陣を切って導入・活用を進め、得られた知見を基に法人のお客さまへ提供することで、企業の経営変革を推進していく」と述べている。
SB OAI Japanの所在地は東京都港区海岸1-7-1。持分比率はCホールディングス株式会社 50%、OpenAI 50%。なお、Cホールディングスの持株比率はソフトバンク51%、ソフトバンクグループ49%。
