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ドコモ、マネックス証券の「多要素認証」設定を店頭などでサポート
2025年6月16日 14:39
NTTドコモとマネックス証券は、ドコモショップとドコモのコールセンターにおいて、マネックス証券のWebサイトやアプリへのログインにおける「多要素認証機能」の設定サポートを6月18日から開始する。ドコモの既存の有料サポートに含まれるようになる形。
ドコモは、マネックス証券の多要素認証機能の設定必須化を受けて、その設定サポートをドコモショップとドコモのコールセンターで開始する。ドコモショップのスタッフやコールセンターのオペレーターがユーザーに直接対応することで「安心して設定できる」としている。
ドコモショップでは、スマホの操作方法や設定をスタッフが対面でサポートするサービス「あんしん店頭サポート」を、ドコモのコールセンターではスマホの操作方法や設定をオペレーターが遠隔でサポートするサービス「あんしん遠隔サポート」や「ネットトータルサポート」を提供しており、今回の設定サポートは、これらの有料サービスの対象になる。
「あんしん店頭サポート」の利用料は1回プランが3,300円、月2回までの定額ミニプランが月額550円、月に何度でも利用できる定額プランが月額990円。定額のプランはどちらも1日1回まで。「あんしん遠隔サポート」は月額440円、「ネットトータルサポート」は月額550円で、どちらも初回31日間は無料。
NTTドコモは、マネックス証券を23年に子会社化。証券など金融サービス連携を強化している。今回、ドコモの店頭などでマネックス証券のユーザーサポートも行なう。
今春以降、証券各社においてフィッシング詐欺や不正なログイン・取引の被害が確認されており、フィッシングメールなどで偽のログインサイトへ誘導し、パスワードなどを入力させて個人情報を盗み取る手口のほか、マルウェアやスパイウェアを使った手口も報告されている。
マネックス証券においても被害が報告されており、こうした犯罪行為を防ぐ対策として、これまで任意としていたログイン時の多要素認証機能の設定を、5月30日から必須化している。なお、マネックス証券以外の証券各社でも、多要素認証の導入が進められている。