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大阪駅直結の商業施設「KITTE大阪」7月31日開業

旧大阪中央郵便局跡地を含む大阪駅西地区で開発が進められてきた「JPタワー大阪」内に開業する商業施設「KITTE大阪」のグランドオープン日が7月31日に決定した。

「JPタワー大阪」は、日本郵便、西日本旅客鉄道、大阪ターミナルビル、JTB、日本郵政不動産が開発を進めていた大型複合施設。オフィス、商業施設「KITTE大阪」、劇場、ホテルなどの機能を備え、西日本最大のターミナルであるJR大阪駅直結している。3月12日に竣工し、4月3日に竣工式が開催された。

撮影:伊藤 彰/アイフォト(PHOTO Akira Ito / aifoto)

JPタワー大阪は、JR大阪駅西口に直結し、建物を南北に貫通する通路(1階/KITTE大阪グランド オープン時に開通)や、JR大阪駅からサウスゲートビルディングを経由して接続する歩行者 デッキ(2階)、JR大阪駅南側から南西方面に向かい、通り沿いの各ビルをつないでいる西梅田地下 歩行者道路「ガーデンアベニュー」(地下1階)との接続など、「KITTE大阪」を介して梅田西側エリアへの新たな歩行者ネットワークが誕生。来街者の利便性・回遊性を向上する。

歩行者ネットワークイメージ

「KITTE大阪」は、日本の「いいもの」や地域の食文化など、日本各地のさまざまなヒト、モノ、コトが集まり、日本の良さを発見・再認識できる場所を目指すとする商業施設。地下1階から6階までのフロアに、飲食・物販・サービスの107店舗が入居する。

飲食では、地下1階の横丁ゾーン「うめよこ」に、九州各地の味が楽しめる「角打ち 小野の離れ」など関西初出店の店舗が多数出店し、気軽にお酒を楽しめる“大人のたまり場”を形成する。

横丁ゾーン「うめよこ」

4階・5階のレストランフロアには、日本初進出のシンガポール・チャイニーズ「東寶(ドン・バオ)」をはじめとしたレストランが多数集結。その他、各フロアにカフェやデリ、スイーツショップなどが展開する。

レストランフロア

物販としては、日本各地のアンテナショップが集結する2階「Feel JAPAN Journey(ええもん にっぽんめぐり)」に、北陸3県「富山・石川・福井情報発信拠点『HOKURIKU+』」、高知県「高知県関西あんてなショップ(仮)」、鹿児島県「かごしま屋」、岡山県倉敷市「クラシキ」などが出店し、大阪にいながら日本各地の魅力に出会うことができる。

3階には、「石見銀山 群言堂 暮らしの旅へ」「豊岡鞄」「今治浴巾」など、「MADE IN JAPAN」のショップが並ぶ。

その他、劇場「SkyシアターMBS」のエントランスにつながる6階には、「GiGO」の新業態であるアミューズメント&BARや、観劇の前後や買い物時の休憩に利用できるカフェ、クリニックなどが出店し、「刺激」と「癒し」の時間を提供する。また、1階には大阪中央郵便局とゆうちょ銀行大阪支店が開業する。

SkyシアターMBS
SkyシアターMBSロビー

敷地面積は約12,920m2、延床面積は約227,000m2。建物は地上39階、地下3階、塔屋2階で高さ約188m。