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阪神千船駅高架下「アバリーナ千船」6月27日開業 イオン系スーパーやドムドム

外観の南側(イメージ)

阪神電気鉄道、阪急阪神不動産、阪急阪神ビルマネジメントは、阪神千船駅の高架下商業施設「千船阪神ビル」「アバリーナ千船」の大規模リニューアルを完了し、6月27日に施設全体を「アバリーナ千船」として開業する。「イオンフードスタイル千船店」をはじめとした14店舗が新規オープンとなる。

1978年6月の阪神本線大物~姫島間の高架化工事完成後、1979年9月に千船駅高架下北西側部分に「千船阪神ビル」(市場)が、1986年4月に同南東側部分に「アバリーナ千船」(ショッピングセンター)が開業し、営業を続けてきた。リニューアルでは「新しさの中の変わらぬランドマーク」をコンセプトに、「昔からあるもの」や「住まう人々とのつながり」を大切にしたという。

1階コンコース(イメージ)

6月27日に、食品スーパーマーケット「イオンフードスタイル千船店」をはじめ、ファーストフード「ドムドムハンバーガー」や、美容室、飲食店、古着屋、駄菓子屋など、日常使いを主とした14店舗がオープン。環境面では、照明演出やナチュラルテイストの素材使用による明るくにぎわい感のある空間を目指している。

また、2階の駅改札コンコースから商業エントランスまでを一体的な空間とし、館内の2カ所に緑があるレストスペースを設けている。

1986年の開業から使われている施設名称の「アバリーナ」は、都市と港を意味する「アーバン」と「マリーナ」の合成語。都市生活の港になれるようにとの願いが込められている。リニューアル後も当時のコンセプト「港から広がる人々の交流の場」を引き継ぎ、施設全体の名称として使用する。

リニューアルに伴い、ロゴデザインを制作。昔からあるもの、住まう人々との繋がりを大切にしながら生まれ変わる千船駅の象徴として、長年にわたり象徴となっている時計塔をモチーフにしている。

アバリーナ千船は地上2階建で、延床面積は8,650m2。新規オープンの14店舗を含めて20店舗が出店する。うち、放課後等デイサービス「スマイル」は秋オープン予定。所在地は大阪市西淀川区佃。

イオンフードスタイルは、ダイエーが千船駅前で営業していた1973年オープンの「グルメシティ千船店」が6月23日に営業終了し、アバリーナ千船内に再出店するもの。地域住民にとっての「おうちの冷蔵庫」のように便利なマイストアを目指す。